NBAインシーズン・トーナメントのワイルドカード争い展望・タイブレイク規定

(NBAE via Getty Images)

11月28日（日本時間29日）、NBAインシーズン・トーナメントはグループステージの最終日を迎える。決勝トーナメントはまもなくだ。

最終日を前にすでに切符を手にしているのは、4勝0敗のロサンゼルス・レイカーズとインディアナ・ペイサーズのみ。それ以外の決勝トーナメント進出チームは最終日に決まる。

勝ち上がるのは、各グループの勝者に加えてワイルドカードの2チームだ。

このワイルドカードの2チームがどのように決まるのかをまとめる。

NBAインシーズン・トーナメントのワイルドカードはどう決まる？

各カンファレンスのグループステージをグループ2位で終えたチームの中で、最高成績の2チームがワイルドカードとなる。

グループステージ最終日を前に、東地区でワイルドカードとなる可能性があるのは10チーム。グループAはペイサーズが決勝トーナメント進出を決めており、クリーブランド・キャバリアーズ、フィラデルフィア・76ers、アトランタ・ホークスにワイルドカードの可能性がある。

グループBではミルウォーキー・バックス、ニューヨーク・ニックス、マイアミ・ヒートが、グループCはオーランド・マジック、ブルックリン・ネッツ、ボストン・セルティックスが競っている。

トロント・ラプターズはグループCで2位になることができない。そのためワイルドカード争いから脱落している。だが、シャーロット・ホーネッツは可能性が残されており、敗退が確定していない。

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対戦カードから、8チームが2勝2敗という成績で並ぶ可能性がある。この場合、タイブレイク規定（下記参照）が用いられる。

グループAでレイカーズが4勝0敗で首位通過を決めており、ワイルドカードは3チームの争いとなっている。

ニューオリンズ・ペリカンズは首位で勝ち上がる可能性はあるが、得失点差（+33）でフェニックス・サンズ（+34）を下回るため、グループ2位になった場合はワイルドカード争いから脱落となる。ヒューストン・ロケッツが最終日で勝った場合、直接対決の結果でロケッツがグループ首位通過。ペリカンズは敗退となる。

同じ理由で、サクラメント・キングス（+29）は最終日の試合で敗れ、グループ2位になった場合、ワイルドカードになれない。

ゴールデンステイト・ウォリアーズ（+5）とミネソタ・ティンバーウルブズ（-3）はワイルドカードの可能性があるが、得失点差でサンズを上回るには大勝が必要だ。そのため、サンズが西地区のワイルドカードとなるのに有利な位置にある。

複数チームが同じ成績で並んだ場合は、タイブレイク規定に基づいて順位が決定される。

タイブレイク規定は以下のとおりだ。

勝ち進めなかった22チームは、決勝トーナメントが行われる週の12月6日（同7日）と8日（同9日）以外の日レギュラーシーズンの2試合を戦う。準々決勝で敗退した4チームは、12月8日（同9日）にレギュラーシーズンの試合を行う。