NBAは6月30日(日本時間7月1日)、2024-2025シーズンのサラリーキャップの金額を発表した。
NBA 2024-25シーズンのサラリーキャップは1億4058万8000ドル(約226億3466万8000円/1ドル=161円で換算。以下同)に、ラグジュアリータックスを課される基準となるタックスレベルは1億7081万4000ドル(約275億105万4000円)となった。
これらは米国東部時間7月1日午前0時1分(日本時間同日午後1時1分)から適用される。フリーエージェント選手との交渉は、同6月30日午後6時(日本時間7月1日午前7時)から解禁され、その6時間後にリーグはモラトリアム期間(活動停止期間)に入る。モラトリアム期間は7月6日午後12時(日本時間7日午前1時)に終了する。モラトリアム期間終了後、各チームは選手との契約を締結することができる。
- 2024-25シーズンのミニマムチームサラリーは1億2652万9000ドル(約203億7116万9000円)
- 2024-25シーズンのファーストエプロンは1億7813万2000ドル(約286億7925万2000円)
- 2024-25シーズンのセカンドエプロンは1億8893万1000ドル(約304億1789万1000円)
※エプロンは例外条項などの制限を決定する基準額
労使協定(Collective Bargaining Agreement)は、チームの年俸総額によって3種類の異なるミッドレベル例外条項を規定している(下記参照)。
- ノンタックスペイヤー・ミッドレベル例外条項(ラグジュアリータックス非課税チームに認められるサラリーキャップ例外枠):1282万2000ドル(約20億6434万2000円)
- タックスペイヤー・ミッドレベル例外条項(ラグジュアリータックス課税チームに認められるサラリーキャップ例外枠):516万8000ドル(約8億3204万8000円)
- ルーム・ミッドレベル例外条項(チーム年俸総額がサラリーキャップ未満のチームに認められるサラリーキャップ例外枠):798万3,000ドル(約12億8526万3000円)
サラリーキャップは、チームが選手との契約に使用できる年俸総額の上限のこと。原則として、各チームはサラリーキャップの範囲内で全選手と契約する必要があるが、労使協定によって様々な例外条項が設定されているため、サラリーキャップを超えても選手と契約することができるようになっている。
NBA シーズン別サラリーキャップ
- 2014-15: 63.065 mil
- 2015-16: 70.000 mil
- 2016-17: 94.143 mil
- 2017-18: 99.093 mil
- 2018-19: 101.869 mil
- 2019-20: 109.140 mil
- 2020-21: 109.140 mil
- 2021-22: 112.414 mil
- 2022-23: 123.655 mil
- 2023-24: 136.021 mil
- 2024-25: 140.588 mil
※単位は100万米ドル。2014-15シーズン以降のみ記載。
原文:NBA salary cap for 2024-25 season set at $140.588 million(抄訳)
翻訳:坂東実藍