NBAは7月13日(日本時間14日)、2021-22シーズンのチーム・パートナーシップ・アウォードを発表した。NBAチーム・パートナーシップ・アウォードは、シーズンを通してファン体験を向上させ、世界中でゲームを成長させ続けることを目的として、ファンとの関わりや創造性の高いパートナーシップ、革新的なプログラムで優れた新基準を定めたチームを表彰するものだ。
デトロイト・ピストンズがNBAチーム・パートナーシップ賞(NBA Team Partnership of the Year)、フェニックス・サンズがNBAチェンジメイカー(変革者)賞(NBA Changemaker of the Year)を受賞したほか、2021-22シーズンから設けられたNBA国際戦略賞(NBA Team International Strategy Award)は、ワシントン・ウィザーズが受賞している。各カテゴリーには全30チームから応募があり、チーム代表者とリーグ幹部で構成されるファイナリスト委員会によって受賞者が決定された。
NBAチーム・パートナーシップ賞
ピストンズは、スポーツとの提携は初となる『Shopify』と組んで行なった多面的なプログラムが評価され、NBAチーム・パートナーシップ賞を受賞。この賞は、最高のパートナー・マーケティングキャンペーンとプラットフォームを表彰するもので、特に、提携企業の目的を測定可能な結果で達成する新しいアイデアに焦点が当てられる。
NBAチェンジメイカー(変革者)賞
サンズは、『Footprint』とのパートナーシップによる持続可能性に関わる様々な取り組みが評価され、NBAチェンジメイカー(変革者)賞を受賞した。同賞は、新たなカテゴリーの開拓、特定のマーケティングチャンネルの活用、従来のアセットミックスの見直しなど、革新的なアプローチに重点を置いた最高の新規パートナーシップを表彰するものとなっている。
NBAチーム国際戦略賞
ウィザーズは、2022年に新設されたNBAチーム国際戦略賞の初受賞チームとなった。この賞は、国際チーム・マーケティング・プログラムを通じて、世界または特定の国際地域におけるチームやパートナーの地位を実証する、最もまとまりのある戦略を持つチームを表彰するもので、特に、パートナーの目的を解決し、そのプログラムがチームやリーグのブランドを世界的に成長させるかどうかが注目される。
ウィザーズは、国際的な舞台でウィザーズの地位を確立するために年間を通じて結束して取り組んでいることが評価された。2018年と2019年のNBAドラフトで日本の八村塁とイスラエルのデニ・アブディヤという2人の新メンバーが加入したことをきっかけに、2019年にはNBAチームとして史上初となる日本語とヘブライ語によるウィザーズの多言語のソーシャル・オンラインコンテンツ・プラットフォームを立ち上げた。
ウィザーズはまた、国際チーム・マーケティング・プログラムのもとで、最近発表された日本の高度人材紹介サービスである『リクルートダイレクトスカウト』との提携を含め、これまでに2件の契約を締結している。ウィザーズは、2022年9月30日(金)と10月2日(日)に日本で開催されるNBAグローバルゲーム(NBAジャパンゲームズ)に参加し、日本でプレシーズンゲームを2試合行うのに合わせて今秋からリクルートとの提携を開始する予定だ。