NBAプレイオフ第7戦の歴史:記録・最多得点

2023-04-30
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(Getty Images)

ゴールデンステト・ウォリアーズとサクラメント・キングスによる1回戦のシリーズは、NBAプレイオフ2023の最初の第7戦となった。

ステフィン・カリーは50得点、8リバウンド、6アシストの大活躍を見せ、自身のプレイオフでのキャリア最多得点を更新。ウォリアーズにとってプレイオフを勝ち進むのに絶対勝利する必要があった敵地での第7戦で、カリーは最高の活躍を見せたのだ。

ここではNBAプレイオフでの第7戦の歴史や、第7戦での過去の活躍を振り返ってみよう。

※スタッツはStatMuseより

これまでNBAプレイオフで第7戦は何回あった?

NBAプレイオフ史上、これまで第7戦は145回開催されていた。5月1日(現地4月30日)のウォリアーズ対キングスは、通算146試合目となった。

昨シーズンのプレイオフまでで直近の第7戦は、2022年のボストン・セルティックスとマイアミ・ヒートによるイースタン・カンファレンス・ファナルだ。セルティックスが100-96の接戦を制して、NBAファイナルへと駒を進めた。

第7戦を最もプレイしているNBAチームは?

セルティックスは35試合の第7戦で26勝している。2位はレイカーズの24試合で、成績は16勝8敗だ。

試合数が多いのはセルティックスとレイカーズだが、最高勝率を誇るのは、ミネソタ・ティンバーウルブズだ。ウルブズはリーグで唯一第7戦を1度しか経験したことのないチームなのだが、その試合を勝利している。2004年のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルでサクラメント・キングスに勝利した試合だ。

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どのチームも1度以上第7戦を経験している。

チーム 回数 成績
セルティックス 34 26-9
レイカーズ 24 16-8
76ers 17 6-11
ニックス 15 7-8
ホークス 14 5-9
ロケッツ 12 7-5
バックス 12 3-9
サンダー 11 6-5
スパーズ 11 4-7
ヒート 10 6-5
ウィザーズ 10 6-4
ピストンズ 10 5-5
ウォリアーズ 11 6-5
ブルズ 10 4-6
サンズ 10 4-6
クリッパーズ 9 4-5
ペイサーズ 9 3-6
マーベリックス 8 5-3
キャバリアーズ 7 5-2
ナゲッツ 7 4-3
ジャズ 6 3-3
ラプターズ 6 3-3
キングス 7 2-5
トレイルブレイザーズ 4 2-2
ネッツ 4 1-3
マジック 3 2-1
グリズリーズ 3 0-3
ホーネッツ 2 0-2
ペリカンズ 2 0-2
ティンバーウルブズ 1 1-0

第7戦に最も出場したことがあるNBA選手は?

殿堂入り選手のレイ・アレンが11回も第7戦に出場しており、NBA史上最多だ。

続いてポール・ピアースとビル・ラッセル、2人のセルティックスレジェンドが10回の第7戦でプレイしている。

第7戦で最も得点しているNBA選手は?

これはもう歴史を遡る必要がない。

当初の記録は2021年にブルックリン・ネッツのケビン・デュラントがミルウォーキー・バックス相手に48得点を獲得したものだった。ネッツはオーバータイムの末にこの試合を落としており、バックスはその後ファイナルまで進み優勝を果たした。

今年のカリーのキングス戦での50得点はそのデュラントの記録を更新し、第7戦の歴代最多得点ランキングでトップの座を手にした。

選手 得点
ステフィン・カリー 50 2023
ケビン・デュラント 48 2021
ドミニク・ウィルキンズ 47 1988
サム・ジョーンズ 47 1963
ルカ・ドンチッチ 46 2021
ケビン・ジョンソン 46 1995
レブロン・ジェームズ 45 2018
レブロン・ジェームズ 45 2008
アレン・アイバーソン 44 2001
チャールズ・バークリー 44 1993
オスカー・ロバートソン 43 1963

NBAファイナルでの第7戦の回数は?

NBAファイナルが第7戦までもつれたのはこれまで19回ある。

直近で第7戦が行われたNBAファイナルは、2016年のクリーブランド・キャバリアーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ。キャブズが93-89で勝利し、1勝3敗から優勝を果たしたNBA史上初のチームとなった。