3月15日、楽天グループとNBAが東京都内で記者会見を開き、『NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten』(以下NBAジャパンゲームズ)を今秋、日本で開催することを発表した。ワシントン・ウィザーズとゴールデンステイト・ウォリアーズの2チームが来日し、2022-23シーズン開幕前のプレシーズンゲームとして2試合を行なう。
試合は、会場となるさいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)で第1戦が2022年9月30日(金)、第2戦が10月2日(日)に実施される。
NBAジャパンゲームズの開催は2019年秋以来3年ぶり。前回はヒューストン・ロケッツとトロント・ラプターズが来日し、さいたまスーパーアリーナで2試合を行なった。
ウィザーズは富山県出身の八村塁や、3度のオールスター選出及び来日経験のあるブラッドリー・ビールらが所属している。チームは2019年NBAドラフトで八村を指名して以来、日本語コンテンツチームを立ち上げ、ソーシャルメディアを駆使して日本市場向けに積極的に情報を発信するなど、日本のスポーツファンにとっても馴染みのあるチームと言える。
また、ウォリアーズは2014-15~2017-18シーズンの4年間で3度リーグ優勝を果たした強豪チーム。3ポイントショット成功数のNBA歴代最多記録を持ち、リーグでも屈指の人気を誇るステフィン・カリーのほか、オールスターに5度選出されているクレイ・トンプソン、4度のオールスター選出及び来日経験もあるドレイモンド・グリーンなどが所属している。また、前回に続き今回もジャパンゲームズを主催する楽天は、2017年からウォリアーズのユニフォーム・パートナーとしてチームをサポートし続けている。
楽天グループは2017年からNBAとパートナーシップ契約を結び、2017-18シーズンから『Rakuten TV』上でNBAの試合配信を開始。2019-20シーズンにはNBA日本公式動画配信サービスである『NBA Rakuten』を立ち上げ、以降、試合のライブストリーミング中継及びオンデマンド配信を中心に様々なNBA情報を配信している。また、2019年には16年ぶりとなるNBAジャパンゲームズの開催を実現し、同社のインターネット・ショッピングモール『楽天市場』ではNBA公式グッズを販売する特設ページ『NBA Zone』を運営するなど、試合の中継・配信だけにとどまらない、大規模かつ多角的にNBA市場開拓に取り組んできた。
NBAジャパンゲームズの歴史はおよそ30年に及ぶ。初めて開催されたのは1990年で、同年11月2日に東京体育館で行われたフェニックス・サンズ対ユタ・ジャズの試合は、NBAにとって初めて北米外で開催された公式戦となった。その後、1992、1994、1996、1999、2003、2019年と合計7度(各2試合)開催され、今回は通算8度目(15試合目と16試合目)となる。