10月10日にさいたまスーパーアリーナで行なわれたNBAジャパンゲームズ2019の第2戦は、第1戦でトロント・ラプターズに敗れたヒューストン・ロケッツが118-111で勝利した。
フレッド・バンブリートのアシストでパスカル・シアカムがアリウープダンクを叩き込んでラプターズが先制点をあげた試合は、ロケッツのジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックのコンビがそれぞれ22得点をあげる活躍でチームを牽引した。
ハーデンは27分31秒の出場時間で22得点に加えて9アシスト、3リバウンド、3スティールを記録。3ポイントショットは8本中1本の成功に終わったものの、得意のステップバック3ポイントショットや巧みなドリブルで観衆を沸かせた。
ウェストブルックは24分32秒プレイし、22得点、4アシスト、3リバウンド、3スティールと13得点だった第1戦を上回る活躍を見せた。
ロケッツはふたりのMVPコンビのほか、エリック・ゴードンが3P8本中4本を沈めて14得点、クリント・カペラとオースティン・リバースが10得点、PJ・タッカーが9得点、10リバウンド、クリス・クレモンズが9得点をマークした。
敗れたラプターズは、第2クォーターを40-25と圧倒し、63-55と8点リードで前半を終えた。だが、後半を49-63とスコアを伸ばせず、逆転負けとなった。
フィールドゴール11本中7本(3Pは7本中5本)を沈めたノーマン・パウエルが22分55秒の出場時間で22得点をあげたほか、シアカムが16得点、7リバウンド、4アシスト、サージ・イバカが12得点、8リバウンド、フレッド・バンブリートが10得点、10アシストのダブルダブルを記録した。この4人とOG・アヌノビーによる先発5人は全員23分以下の出場時間にとどまった。
第1戦を欠場したマルク・ガソルはベンチから最も長い18分出場し、6得点、6リバウンド、3スティールをマークした。
2003年以来16年ぶりに開催されたジャパンゲームズは、2試合とも2万人を超える観衆を集めた。この試合のプレゼンティングパートナーである楽天の三木谷浩史会長のほか、テニスの錦織圭、大坂なおみ両選手、タレントのトリンドル玲奈さんらが会場で試合を観戦した。