NBAドラフト2024 全指名結果&トレード一覧

2024-06-28
読了時間 約16分
(NBAE via Getty Images)

6月27日(現地26日)、ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターにてNBAドラフト2024の1巡目指名が開催された。翌日には2巡目の指名が行われ、ブロニー・ジェームズが父親のレブロン・ジェームズのいるロサンゼルス・レイカーズに指名された。

ここでは全チームの指名選手、ドラフト前後に行われたトレードをまとめ、分析していく。なお、トレードは報道時点でのものも含まれるため、公式リリース後に多少の変化もあり得る。

NBAドラフト2024 1巡目 6月27日

1位 ザカリー・リザシェイ Zaccharie Risacher

アトランタ・ホークス
フランス|19歳|204cm|88kg|F

フランスリーグのJLブールでプレイしていたフランス人フォワード。自分でオフェンスを生み出すタイプではないが、合わせからの動きに長けており、昨季は3ポイントショットも向上させた。横の動きも良く、ディフェンス面では複数ポジションを守れる。クリエイターとしてはまだ成長中。

ホークスは強運で手にした全体1位指名で、トレードなども検討したが最終的にリザシェイに落ち着いた。現状のロスターからトレードなどを行うかに注目。

2位 アレックス・サー Alex Sarr

ワシントン・ウィザーズ
NBL (豪)|19歳|213cm|102kg|C

センターのポジションながらも、攻守でウィングのような動きができる期待のフランス人選手。224cmのウィングスパンを駆使したディフェンスが強力。ジャンプショットを中心にオフェンス面をもっと安定させる必要があるが、キャッチからのドライブ、ショートロールからのパスなどは魅力的。2019年にレアル・マドリードのユースチームで2年間過ごしたのち、アメリカのオーバータイム・エリートで1年プレイし、昨季はNBL(オーストラリア)のパース・ワイルドキャッツでプレイすることを選択。

ホークスとのワークアウトは行わなかったサーだが、それはウィザーズとのフィットを気に入ってのこと。再建モードであるチームの中心選手として活躍することを望んだ。同じフランス人のビラル・クリバリーがいるのも良かったのだろう。

3位 リード・シェパード Reed Sheppard

ヒューストン・ロケッツ
ケンタッキー大 1年|19歳|187cm|83kg|G

優れたシューターでコンボガードとしてプレイができる。サイズはないが判断力が高く、オンボールディフェンダーとしても鼻っ柱の強さを見せる。シーズン中にかなり評価を上げたものの、NCAAトーナメントではあまり結果が出せなかった。NBAではまずサイズを克服できるかが勝負。

ロケッツはトレードも模索したが、最終的にはこのドラフトで高い評価を受けていたポイントガードのシェパードを獲得。かなり利他的な選手なので、周りの若手の成長を促進するような動きが期待できそう。

4位 ステフォン・キャッスル Stephon Castle

サンアントニオ・スパーズ
コネチカット大 1年|19歳|197cm|95kg|G

サイズのあるコンボガードで、自ら得点も周りへのパスもできるプレイメイカー。タッチも柔らかく、3Pが向上すればさらにオフェンスで脅威となれる。ディフェンスではそのサイズを利用し、柔軟さも見せる。1年生ながらもUConnの連覇に大きく貢献した。

ガードの補強が必須だったスパーズにとっては嬉しい指名。サイズのあるポイントガードとして、ビクター・ウェンバンヤマとの相性も期待ができそうだ。

5位 ロン・ホランドRon Holland

デトロイト・ピストンズ
Gリーグ・イグナイト|18歳|199cm|89kg|G/F

鋭い合わせからフィニッシュができる身体能力とエナジーレベルが高いウィング選手。特にディフェンス面では今ドラフトのベストプレイヤーの1人となれるほどの圧力がある。外からのショットを向上させたい。

マタス・ブゼリスの指名が濃厚と言われていたピストンズだが、トレイジャン・ラングドンがバスケットボール運営部門代表となったことで方針が変わったか。

6位 ティジャン・サローン Tidjane Salaun

シャーロット・ホーネッツ
フランス|18歳|206cm|92kg|F

まだ荒削りな選手なだが非常にポテンシャルが高い。長さと機動力もあり、外からも打てる。ショットが安定し始めれば脅威となるダイヤの原石。今年多くいるフランス人プロスペクトの中で、最終的にベストプレイヤーになってもおかしくないという評価をする人もいるくらいのポテンシャル。

ラメロ・ボール、ブランドン・ミラー、マーク・ウィリアムズという若手がすでにいる中で、長期的なコアを作りたいところ。

7位 ドノバン・クリンガン Donovan Clingan

ポートランド・トレイルブレイザーズ
コネチカット大 2年|20歳|218cm|128kg|C

身長218cm、ウィングスパン231cmととにかくサイズのあるリムプロテクターで、ポジショニングの良さからいるだけで相手のショットを変えてしまえる。インサイドでの得点能力も高く、リムランからのロブフィニッシュも可能。フリースローを苦手としており、外からのシュート力はあまり期待できない。NCAAトーナメントで大活躍し、UConnの2連覇に大きく貢献した。

多くのチームがクリンガン指名のためにトレードアップを狙っているという話もあったが、最終的にブレイザーズがそのまま指名する形に。彼の守備での圧倒的存在感はブレイザーズも欲していた要素だろう。ディアンドレ・エイトンとロバート・ウィリアムズ三世がいるだけに、何かしら動きがある可能性も。

8位 ロブ・ディリングハム Rob Dillingham

スパーズ→ミネソタ・ティンバーウルブズ
ケンタッキー大 1年|19歳|185cm|74kg|G

トレード

  • SASの2024年の8位指名交渉権(ロブ・ディリングハム)がMINへ
  • MINの2030年の1巡目指名権交換権利(1位プロテクト)、2031年の1巡目指名権

とにかく得点能力の高いガード。中に侵入してからのレイアップやフローターから、外でのプルアップまで多様な得点方法を持ち合わせる。大学に入ってからはプレイメイカーとしても成長。ディフェンスは向上させることが必要。

ポイントガードがウルブズの補強ポイントだったのはプレイオフを見ても明らかだっただけに、数年先の指名権を放出することとなったものの、評価の高いディリングハム獲得は大きい。

9位 ザック・イディー Zach Edey

メンフィス・グリズリーズ
パデュー大 4年|22歳|223cm|136kg|C

2度の大学MVPを誇る巨大センター。中国系カナダ人で、昨年のワールドカップではカナダ代表としてプレイしている。インサイドを圧倒できるが、外に引っ張り出された時にどこまでできるかが課題。それもあって今年までNBAスカウトからの評価はそこまで高くなかったが、NCAAトーナメントでの活躍で大きく評価を上げた。

グリズリーズはスティーブン・アダムズを失って以降、ジャレン・ジャクソンJr.の横にセンターを欲していたのは誰もがわかっていた。トレードでクリンガンという噂もあったが、動かずにイディーを獲得。もう少し下でも取れたのではないかという声も多く、トレードダウンして何かしら獲得するチャンスを逸した可能性もある。イディーがどれだけNBAで通用するかが未知数なだけに、大きな賭けに出る形となった。

10位 コディ・ウィリアムズ Cody Williams

ユタ・ジャズ
コロラド大 1年|19歳|199cm|81kg|G/F

サンダーのジェイレン・ウィリアムズの弟。長さのある何でも屋さんウィング選手。シューターとしてはまだ成長が必要だが、ハンドラーとしてもディフェンダーとしても起用できる。線が細いこともあり、身体作りは必要となりそうだ。

成長に少し時間はかかるかもしれないが、兄同様NBAでの活躍がかなり期待できるポテンシャルを持っている。ジャズがチームとしてどれだけ再建モードにいるのかが気になるところ。

11位 マタス・ブゼリスMatas Buzelis

シカゴ・ブルズ
Gリーグ・イグナイト|19歳|205cm|89kg|F

パスセンスが高く、オフェンスでの繋ぎ役として活躍できるポイントフォワード。一時は全体1位指名候補として挙げられていたほど、スカウト陣からの期待値は高い。リム周りでのタッチが柔らかく、フローターを得意とする。外からのショットを向上中。

トップ5選手という評価が多かっただけに、ブルズとしてはブゼリスがここまで残っていたのは大喜びだろう。地元シカゴ出身ということもあり、本人も家族も大喜びだった。

12位 ニコラ・トピッチ Nikola Topic

オクラホマシティ・サンダー
セルビア|18歳|198cm|92kg|G

数週間前に前十字靭帯(ACL)の部分断裂を負っており、シーズン序盤又は多くを欠場することとなる。長身ながらも優秀なピック&ロールハンドラーであり、ポイントガードとして起用できる。ケガするまでは、トップ5予想されるほど大きく評価を上げていた。来季はニコラ・ヨキッチとニコラ・ヨビッチとニコラ・トピッチがリーグにいることになる。

今季プレイできるかはまだわからないが、プレイメイカーのジョシュ・ギディーを放出したサンダーにとってピック&ロールマイスターのトピッチを指名できたのは嬉しいはず。1年休んでからプレイするという意味では、チェット・ホルムグレンでの成功もあるだけに、サンダーなら辛抱強く復帰を待てそう。

13位 デビン・カーターDevin Carter

サクラメント・キングス
プロビデンス大 3年|22歳|189cm|88kg|G

ビッグイースト・カンファレンスの最優秀選手で、相手のオフェンスの起点を潰しにいけるフィジカルなディフェンダー。オフェンスでもあらゆる面で貢献できるタイプであり、使い勝手はいい。父は元NBA選手のアンソニー・カーター。

屈強なディフェンスとフィジカルさを持ち合わせたガード選手ということで、キングスのディアロン・フォックスとマリーク・モンクといい具合に補い合えそうだ。

14位 カールトン・キャリントン Carlton Carrington

ブレイザーズ→ワシントン・ウィザーズ
ピッツバーグ大 1年|18歳|193cm|88kg|G

トレード

  • PORの2024年の14位指名交渉権、2029年1巡目指名権、2巡目指名権2つ、マルコム・ブログドンがWASへ
  • WASのデニ・アブディヤがPORへ

得点力が高くサイズのあるキャリントンを獲得。愛称はバブ。キャッチ&シュートからよりもプルアップで自らショットを生み出すタイプ。

育てていたデニ・アブディヤをトレードしてまで獲得した指名なだけに、期待値も高い。キャリントンはまだ18歳と若く、サーやクリバリーなどの若手と一緒に成長できるタイムラインにいる。

15位 ケレル・ウェア Kel'el Ware

マイアミ・ヒート
インディアナ大 2年|20歳|213cm|104kg|C

身体能力の高いインサイドフィニッシャー。しかしインサイドだけでなく、外からの放てることも見せており、平均1.3本と少ない試投数ながらも3P成功率42.5%を記録している。リムプロテクターとしても優秀だ。フィジカルで圧倒するタイプではないので、同じくらいのサイズ感のNBA選手相手に臆さないことが重要。

16位 ジャレッド・マケイン Jared McCain

フィラデルフィア・76ers
デューク大 1年|20歳|188cm|92kg|G

今ドラフト屈指のシュート力を誇るポイントガード。プルアップでもキャッチ&シュートでも正確に放つことができる。ポイントガードとしても良い読みでピック&ロールからクリエイトできる。素早さがそこまであるわけではないので、より大きい相手にどこまでできるか。

17位 ダルトン・コネクト Dalton Knecht

ロサンゼルス・レイカーズ
テネシー大 4年|23歳|196cm|96kg|G/F

中でも外でも得点できる優秀なスコアラー。ディープスリーも持ち合わせ、ドリブルからのショットを生み出せる。ピック&ロールのハンドラーもこなすことができる。ディフェンス面では横の動きが弱点となりがちで、そこは向上させたい。

18位 トリスタン・ダ・シルバ Tristan da Silva

オーランド・マジック
コロラド大 4年|23歳|204cm|98kg|F

サイズの割にはハンドリング能力が高く、複数ポジションが守れ、あらゆる役割を担える使い勝手の良い選手。身体能力がずば抜けているわけではないが、外でも中でも得点ができる。

19位 ジャコービー・ウォルター Ja'Kobe Walter

トロント・ラプターズ
ベイラー大 1年|19歳|194cm|90kg|G

スクリーンやハンドオフからのシュートを得意とするコンボガード。競争心が強いエナジータイプのプレイヤーでもあり、ディフェンスでも頑張る。ハンドリングはまだそこまでではない。

20位 ジェイロン・タイソン Jaylon Tyson

クリーブランド・キャバリアーズ
カリフォルニア大 3年|21歳|197cm|99kg|F

197cmのポイントフォワードとしてサイズとプレイメイクをもたらせる。スコアラーとしても成長を見せており、中でも外でも得点ができる。ディフェンダーとしても複数ポジションが守れる。ターンオーバーの面で雑になりがちなので、ロールプレイヤーとしての役割をしっかりと確保したい。

21位 イブ・ミッシ Yves Missi

ニューオーリンズ・ペリカンズ
ベイラー大 1年|20歳|210cm|104kg|C

ミッシはエナジーを具現化したような選手。疲れ知らずのプレイと、爆発力ある身体能力を持つ。まだ荒削りだが、リバウンド、ブロック、アリウープダンクが期待できる跳躍力を持っている。

22位 ダロン・ホルムズ二世 DaRon Holmes II

サンズ→デンバー・ナゲッツ
デイトン大 3年|21歳|206cm|107kg|C

トレード

  • PHXの2024年22位(ダロン・ホルムズ二世)がDENへ
  • DENの2024年28位(ライアン・ダン)と56位(ケビン・マッカラーJr.)、2巡目指名権2つがPHXへ

A-10最優秀選手と最優秀守備選手に選出されたインサイド選手で、ナゲッツがトレードでヨキッチの控え選手を獲得した形になる。

23位 AJ・ジョンソン AJ Johnson

ミルウォーキー・バックス
NBL(豪)|19歳|194cm|76kg|G

オーストラリアのイラワラ・ホークスでプレイした素早いガード選手。ドリブルで自由自在に切り込むことができるが、まだ荒削りさが目立つ。

24位 キーショーン・ジョージ Kyshawn George

ニックス→ワシントン・ウィザーズ
マイアミ大 1年|20歳|201cm|95kg|F

トレード

  • NYKの2024年の24位指名交渉権(キーショーン・ジョージ)がWASへ
  • WASの2024年の26位と51位がNYK

ボール運びができて複数ポジションを守れるビッグガード。シューターとしても優れており、1年世にして一気に活躍したことでワン&ダンできる位置まで評価を上げた。

25位 パコム・ダディエ Pacôme Dadiet

ニューヨーク・ニックス
ドイツ|18歳|203cm|85kg|F

オンボールでもオフボールでも得点を重ねることができるフランス人。ディフェンスは課題なのでトム・シボドーHCの下でプレイするにはそこを成長させる必要があるが、将来性のあるプロスペクト。

26位 ディロン・ジョーンズ Dillon Jones

ウィザーズ→ニックス→オクラホマシティ・サンダー
ウィーバーステイト大 4年|22歳|194cm|108kg|F

トレード

  • NYKの2024年の24位指名交渉権(キーショーン・ジョージ)がWASへ
  • WASの2024年の26位と51位がNYK

トレード

  • NYKの2024年の26位(ディロン・ジョーンズ)がOKCへ
  • OKCの2巡目指名権5つがNYK

サイズを利用してプレイするポイントガード。ボールハンドラーとして創造力が高く、リム周りではフローターを得意とする。ガードとしてリバウンド力が高いのも魅力的。

27位 テレンス・シャノンJr. Terrence Shannon Jr.

ミネソタ・ティンバーウルブズ
イリノイ大 4年|23歳|198cm|100kg|G

サイズのあるガードで得点能力が高い。高い突破力でリングまでアタックすることができ、ハーフコートでは合わせの動きも優れている。3Pは安定しないが、当たり始めると止まらない怖さも。ディフェンスも身体能力を使った強さがある。ビッグ10・トーナメントでは富永啓生率いるネブラスカ大と対戦し、シャノンJr.の大活躍でイリノイ大が勝利している。

28位 ライアン・ダン Ryan Dunn

ナゲッツ→フェニックス・サンズ
バージニア大 2年|21歳|199cm|97kg|F

トレード

  • PHXの2024年22位(ダロン・ホルムズ二世)がDENへ
  • DENの2024年28位(ライアン・ダン)と56位(ケビン・マッカラーJr.)、2巡目指名権2つがPHXへ

今ドラフトのベストペリメーターディフェンダーと言っても過言ではない。シュート力はあまりないがIQと守備力の高さが魅力的。サイズを使って複数ポジションで守ることができる。

29位 アイザイア・コリアー Isaiah Collier

ユタ・ジャズ
USC 1年|19歳|189cm|93kg|G

ハンドリングが良くフィジカルの強いポイントガード。高校時代は全米ナンバーワンリクルートで、今年は手のケガもあって少し評価を下げた。外からのシュート力を伸ばしたい。

30位 ベイラー・シャイヤーマン Baylor Scheierman

ボストン・セルティックス
クレイトン大 4年|23歳|199cm|92kg|F

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左利きシューター。3Pが打て、ドリブルから相手の守備を読みながらパスすることもでき、複数のポジションが守れる。

NBAドラフト2024 2巡目 6月28日

31位 ジョナサン・モグボ Jonathan Mogbo

トロント・ラプターズ
サンフランシスコ大 3年|22歳|199cm|98kg|F

サイズのあるフォワードでありながらハンドル能力も高い。外からのシュート力はあまりないので、プレイメイカーとしてどれくらい能力発揮できるか。ディフェンス面ではスウィッチしながら守れそう。

32位 カイル・フィリパウスキー Kyle Filipowski

ユタ・ジャズ
デューク大 2年|20歳|210cm|104kg|F

ビッグマンのサイズ感ながらもウィング選手のようなハンドリングができ、ボールをどんどん動かすことができる。ピック&ポップでもポストアップでも得点を生み出せる優秀な選手だが、すでにポテンシャル面で頭打ちの可能性がある。3Pが伸びればより活躍できる。

33位 タイラー・スミス Tyler Smith

ミルウォーキー・バックス
Gリーグ・イグナイト|19歳|206cm|102kg|F

今ドラフト3人目のイグナイト選手。多彩なフォワードで、シュート力がある。高さを利用して相手の上からシュートできる。ディフェンスを向上させたい。

34位 タイラー・コーレック Tyler Kolek

ブレイザーズ→ニューヨーク・ニックス
マーケット大 4年|23歳|186cm|89kg|G

トレード

  • PORの2024年34位(タイラー・コーレック)がNYKへ
  • NYKの2巡目3つがPORへ

冷静なプレイメイカーで、あらゆるスピードでプレイできるガード選手。ドライブの鋭さが武器で、スペースを空けられれば3Pも決められる。左利き。

35位 ジョニー・ファーフィー Johnny Furphy

スパーズ→インディアナ・ペイサーズ
カンザス大 1年|19歳|202cm|86kg|F

トレード

  • SASの2024年35位(ジョニー・ファーフィー)がINDへ
  • INDの2024年36位(フアン・ヌニェス)と金銭がSASへ

シュート力のフォワードで、オフボールで常に動き回ってボールを貰える動きをする。素早い選手に対するディフェンスを苦手としているが、ハッスルタイプの選手なので十分に貢献できるタイプ。

36位 フアン・ヌニェス Juan Nunez

ペイサーズ→サンアントニオ・スパーズ
ドイツ|20歳|193cm|86kg|G

トレード

  • SASの2024年35位(ジョニー・ファーフィー)がINDへ
  • INDの2024年36位(フアン・ヌニェス)と金銭がSASへ

ブンデスリーガでプレイしていたスペイン人で、昨年のワールドカップにスペイン代表で先発ポイントガードとして出場。創造力あるパサーで観る者を魅了する。

37位 ボビー・クリントマン Bobi Klintman

ウルブズ→デトロイト・ピストンズ
NBL(豪)|21歳|205cm|92kg|F

トレード

  • MINの2024年37位とウェンデル・モアJr.がDETへ
  • DETの2024年53位がMINへ

オーストラリアでプレイしていたスウェーデン人。攻守で活躍できるNBAが欲するような体格の持ち主。ディフェンスが良い。

38位 エイジェイ・ミッチェル Ajay Mitchell

ニックス→オクラホマシティ・サンダー
UCサンタバーバラ 3年|22歳|192cm|89kg|G

トレード

  • NYKの2024年38位がOKCへ
  • OKCの2024年40位と金銭がNYKへ

ボールを持っていてもいなくても活躍できる多彩なガード。身体能力はそこまで高くないが、IQの高さと巧みな動きで相手をかわす。

39位 ジェイレン・ウェルズ Jaylen Wells

メンフィス・グリズリーズ
ワシントンステイト大 3年|20歳|199cm|93kg|F

優れたシューターで、クローズアウトに対してドライブも仕掛けられるが、リム周りでの得点はあまりない。ディビジョン2から転校で上がってきた苦労人。

40位 オソ・イガダロ Oso Ighodaro

ブレイザーズ→サンダー→ニックス→サンズ
マーケット大 4年|21歳|207cm|101kg|C

トレード

  • NYKの2024年38位がOKCへ
  • OKCの2024年40位と金銭がNYKへ

トレード

  • NYKの2024年40位(オソ・イガダロ)がPHXへ
  • PHXの2024年51位(メルビン・アジンサ)、56位(ケビン・マッカラーJr.)、2028年2巡目指名権がNYKへ

スウィッチをしながら守れるセンターで、パス能力も高い。アンダーサイズなので起用方法が多少限定されるか。

41位 アデム・ボナAdem Bona

フィラデルフィア・76ers
UCLA 2年|21歳|204cm|110kg|C

身体能力を利用した屈強なディフェンシブインサイド選手。バスケを始めたのは13歳。

42位 KJ・シンプソン KJ Simpson

ヒューストン・ロケッツ
コロラド大 3年|21歳|184cm|85kg|G

サイズはないがタフショットをねじ込めるスモールガード。オフボールの動きもよくリリースが速い。ディフェンスが悪いわけではないが、そのサイズから間違いなく狙われる。

43位 ニコラ・ジュリシッチ Nikola Djurisic

ヒート→アトランタ・ホークス
セルビア|20歳|201cm|95kg|G/F

トレード

  • MIAの2024年43位がATLへ
  • ATLの2024年44位と金銭がMIAへ

ドリブルからクリエイトすることができるセルビア人プレイメイカー。シュートタッチは良いが、安定しないところがあるのでそこが課題。

44位 ペル・ラーソン Pelle Larsson

ロケッツ→ホークス→ヒート
アリゾナ大 4年|23歳|196cm|96kg|G/F

トレード

  • HOUの2024年44位がATLへ
  • ATLのAJ・グリフィンがHOUへ

トレード

  • MIAの2024年43位がATLへ
  • ATLの2024年44位と金銭がMIAへ

スウェーデン人で父は元スウェーデン代表。キャッチ&シュートを得意とする。ハッスルプレイヤーでもあるのが魅力的。

45位 ジャマール・シェッド Jamal Shead

キングス→トロント・ラプターズ
ヒューストン大 4年|21歳|184cm|91kg|G

トレード

  • SACのデイビオン・ミッチェル、サシャ・べゼンコフ、2024年45位がTORへ
  • TORのジェイレン・マクダニエルズがSACへ

センスが光る正統派ポイントガードで、リーダータイプ。キャッチからのショットはそこまででもなく、サイズが小さいことからディフェンスで狙われそう。

46位 キャム・クリスティー Cam Christie

ロサンゼルス・クリッパーズ
ミネソタ大 1年|18歳|194cm|86kg|G

マックス・クリスティーの弟で、3Pショットが得意なシューター。

47位 アントニオ・リーブス Antonio Reeves

マジック→ニューオーリンズ・ペリカンズ
ケンタッキー大 4年|23歳|194cm|84kg|G

トレード

  • ORLの2024年47位がNOPへ
  • NOPの2030、2031年の2巡目指名権がORLへ

キャッチ&シュートが得意なシューター、オフボールでの動きが期待できる。

48位 ハリソン・イングラム Harrison Ingram

サンアントニオ・スパーズ
UNC 3年|21歳|196cm|106kg|F

プレイメイクのできるフォワードで、複数ポジションをこなすことができる使い勝手の良いタイプの選手。

49位 トリステン・ニュートン Tristen Newton

インディアナ・ペイサーズ
コネチカット大 4年|23歳|191cm|87kg|G

UConnの連覇に大きく貢献しているグルーガイ、いわゆる繋ぎ役となれる選手。多くのスキルを持つだけに、何か突出したものを手に入れたい。

50位 エンリケ・フリーマン Enrique Freeman

インディアナ・ペイサーズ
アクロン大 4年|23歳|201cm|96kg|F

ウォークオンでチームに入りMACの最優秀選手まで登り詰めたレアタイプ、アクロン大からの指名も1987年以来と珍しい尽くし。フットワークを駆使したポストでのオフェンスを得意とし、両手でフィニッシュできる。外はない。ディフェンスでは動けるしウィングスパンが長い。

51位 メルビン・アジンサ Melvin Ajinça

ウィザーズ→ニックス→マーベリックス
フランス|20歳|201cm|97kg|G

トレード

  • NYKの2024年の24位がWASへ
  • WASの2024年の26位と51位がNYK

トレード

  • NYKの2024年40位がPHXへ
  • PHXの2024年51位、56位、2028年2巡目指名権がNYKへ

トレード

  • NYKの2024年51位がDALへ
  • DALの2024年58位と金銭がNYKへ

長さのある3&Dタイプのフランス人選手。ステップバック3Pやミドルレンジからのプルアップなどを得意とする。ハンドリングやプレイメイクはそこまで。

52位 クインテン・ポストQuinten Post

ウォリアーズ→サンダー→ブレイザーズ→ゴールデンステイト・ウォリアーズ
ボストンカレッジ 4年|24歳|213cm|111kg|C

トレード

  • GSWの2024年52位がOKCへ
  • OKCのリンディ・ウォーターズ三世がGSWへ

3Pを得意とするセンターで、コートを広げることができる。リム周りのタッチも柔らかいが、名前の割にポストプレイはそんなに。

53位 キャム・スペンサー Cam Spencer

ピストンズ→ウルブズ→グリズリーズ
コネチカット大 4年|24歳|191cm|93kg|G/F

トレード

  • MINの2024年37位とウェンデル・モアJr.がDETへ
  • DETの2024年53位がMINへ

トレード

  • MINの2024年53位がMEMへ
  • MEMの2024年57位と金銭がMINへ

ハンドル能力の高い優れたシューター。大学では5年プレイしているが、3P成功率は40%を超える。スクリーンやハンドオフからシュートできる。ウィングとしてはアンダーサイズ。

54位 アントン・ワトソン Anton Watson

ボストン・セルティックス
ゴンザガ大 4年|23歳|203cm|102kg|F

ディフェンス頑張るマン。オンボールもオフボールも、センターからスモールガードまで守る。

55位 ブロニー・ジェームズ Bronny James

ロサンゼルス・レイカーズ
USC 1年|19歳|187cm|95kg|G

レブロン・ジェームズの息子で良くも悪くもとても注目度が高い。さすが父親譲りか、身体能力とIQが高いが、当初思われていたよりも身長がない。コンバインでは3Pを決めていたが、シーズン中はあまり入っていない。

レイカーズに指名されたことで史上初の親子チームメイトが当然話題だが、ブロニー自身は目標とする選手にデイビオン・ミッチェルなどの名前をあげており、自分のスキルセットや、NBAでやっていくために必要なことなどを客観視できているのが好印象。

56位 ケビン・マッカラーJr. Kevin McCullar Jr.

ナゲッツ→サンズ→ニューヨーク・ニックス
カンザス大 4年|23歳|196cm|93kg|G/F

トレード

  • PHXの2024年22位がDENへ
  • DENの2024年28位と56位、2巡目指名権2つがPHXへ

トレード

  • NYKの2024年40位がPHXへ
  • PHXの2024年51位、56位、2028年2巡目指名権がNYKへ

どんな戦術でも攻守で活躍することができるIQの高いウィング選手。シーズン序盤は大学ベストプレイヤーの1人だったが、その後ケガで限定されてしまったことで評価を落としている。

57位 ユーリッシュ・ショムシェ Ulrich Chomche

グリズリーズ→ウルブズ→トロント・ラプターズ
NBAアカデミーアフリカ|18歳|209cm|105kg|C

トレード

  • MINの2024年53位がMEMへ
  • MEMの2024年57位と金銭がMINへ

トレード

  • MINの2024年57位がTORへ
  • 確認中

NBAアカデミー出身のカメルーン人センター。今ドラフトで最も若い選手であり、とても荒削りだがその分ポテンシャルも高い。腕も長く身体能力も高いので、ディフェンスでの存在感が大きい。

58位 アリエル・フクポルティ Ariel Hukporti

マーベリックス→ニューヨーク・ニックス
ドイツ|22歳|211cm|112kg|C

トレード

  • NYKの2024年51位がDALへ
  • DALの2024年58位と金銭がNYKへ

直近はブンデスリーガでプレイしており、過去にはNBLのメルボルン・ユナイテッドでもプレイしているトーゴ系ドイツ人。昔ながらのインサイド選手。

※フィラデルフィア・76ersとフェニックス・サンズの2巡目指名権ははく奪されたため、今年のドラフトは58位まで。