ボストン・セルティックスのNBA優勝回数は? ファイナル進出の歴史

2024-05-28
読了時間 約3分
(Getty Images)

ボストン・セルティックスを主役とせずにNBAの歴史を記すのは不可能だ。

ラリー・バードが引退してからは、2008年のタイトルを除き、セルティックスは多く優勝してきたわけではない。それでも、彼らの場合は高みを求められる。50勝したシーズンでも、ラリー・オブライエン・トロフィーを獲得できなければ、ほとんど常に失敗と見なされるのだ。

この10年で他球団の水準と比べて成功してきたセルティックスだが、本拠地TDガーデンに新たな優勝バナーを掲げることはできていない。だが、2024年は再びNBAファイナルに駒を進めた。

ここでは、セルティックスの優勝の歴史を振り返る。

ボストン・セルティックスのNBAファイナルの歴史

最後にセルティックスがNBAファイナルに進出したのはいつ?

若いファンでも、セルティックスが前回NBAファイナルに駒を進めた時のことを覚えているだろう。NBAファイナル2022でゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦している。

この時は第6戦でウォリアーズが勝利し、ステフィン・カリーがファイナルMVPを受賞した。カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンが主軸になってから4回目、2018年以来のタイトルだ。

2022年の前にセルティックスがNBAファイナルを戦ったのは、ロサンゼルス・レイカーズに敗れた2010年だ。2008年のファイナルでは逆にレイカーズを下して優勝している。

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ただ、1990年代と2000年代のセルティックスは厳しい時期にあった。2008年の優勝は、球団にとって1987年のタイトルだったのだ。

セルティックスは2024年が通算23回目のNBAファイナル進出となる。

セルティックスはNBAで何回優勝している?

セルティックスの優勝回数は17回だ。レイカーズと並ぶリーグ最多タイの数字である。

ポストシーズンの成功の大半は、ビル・ラッセルやバードの時代のものだ。ラッセルはセルティックスで11回、バードは3回優勝している。

ラッセルが優勝したのは、ファイナルMVPが創設される前のことだった。現在、ファイナルMVPにはラッセルの名を冠したトロフィーが贈られる。

シーズン 対戦相手 試合数 結果 NBAファイナルMVP
1956-57 ホークス 7 4勝3敗 なし
1957-58 ホークス 6 2勝4敗 なし
1958-59 レイカーズ 4 4勝0敗 なし
1959-60 ホークス 7 4勝3敗 なし
1960-61 ホークス 5 4勝1敗 なし
1961-62 レイカーズ 7 4勝3敗 なし
1962-63 レイカーズ 6 4勝2敗 なし
1963-64 ウォリアーズ 5 4勝1敗 なし
1964-65 レイカーズ 5 4勝1敗 なし
1965-66 レイカーズ 7 4勝3敗 なし
1967-68 レイカーズ 6 4勝2敗 なし
1968-69 レイカーズ 7 4勝3敗 ジェリー・ウェスト(レイカーズ)
1973-74 バックス 7 4勝3敗 ジョン・ハブリチェック(セルティックス)
1975-76 サンズ 6 4勝2敗 ジョー・ホワイト(セルティックス)
1980-81 ロケッツ 6 4勝2敗 セドリック・マックスウェル(セルティックス)
1983-84 レイカーズ 7 4勝3敗 ラリー・バード(セルティックス)
1984-85 レイカーズ 6 2勝4敗 カリーム・アブドゥル・ジャバー(レイカーズ)
1985-86 ロケッツ 6 4勝2敗 ラリー・バード(セルティックス)
1986-87 レイカーズ 6 2勝4敗 マジック・ジョンソン(レイカーズ)
2007-08 レイカーズ 6 4勝2敗 ポール・ピアース(セルティックス)
2009-10 レイカーズ 7 3勝4敗 コービー・ブライアント(レイカーズ)
2021-22 ウォリアーズ 6 2勝4敗 ステフィン・カリー(ウォリアーズ)

NBAの歴代優勝チーム・通算優勝回数

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原文:How many NBA championships have Celtics won? History of Boston’s NBA Finals appearances(抄訳)
翻訳:坂東実藍