NBAオールスター2024のリザーブ予想 東西両地区から選ばれる14人は?

2024-01-26
読了時間 約3分
(NBAE via Getty Images)

NBAオールスターゲーム2024のスターターは発表された。毎年恒例のリーグ最大のイベントのひとつにまた一歩近づいている。

今季のスターターに大きなサプライズはない。MVP受賞経験者のヤニス・アデトクンボ、ケビン・デュラント、ジョエル・エンビード、レブロン・ジェームズ、ニコラ・ヨキッチが筆頭。数少ない初のスターターは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー、タイリース・ハリバートン、デイミアン・リラードだ。

スターターが決まり、次に注目されるのは14人のリザーブ選手。リザーブはイースタンとウェスタンの両カンファレンスから7人ずつが選ばれる。ガード部門から2人、フロントコート部門から3人、ワイルドカードが2人だ。NBA全30チームのヘッドコーチによって選出される。

両カンファレンスのスターターは以下のとおりとなった。

イースタン・カンファレンスのスターター

  • G:タイリース・ハリバートン(ペイサーズ)
  • G:デイミアン・リラード(バックス)
  • F:ジェイソン・テイタム(セルティックス)
  • F:ヤニス・アデトクンボ(バックス)
  • F:ジョエル・エンビード(76ers)

ウェスタン・カンファレンスのスターター

  • G:ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
  • G:シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダー)
  • F:ケビン・デュラント(サンズ)
  • F:レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
  • F:ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)
(NBAE via Getty Images)

イースタン・カンファレンスのリザーブ予想

  • G:ジェイレン・ブランソン(ニックス)
  • G:ドノバン・ミッチェル(キャバリアーズ)
  • F:バム・アデバヨ(ヒート)
  • F:パオロ・バンケロ(マジック)
  • F:ジェイレン・ブラウン(セルティックス)
  • WC:タイリース・マクシー(76ers)
  • WC:トレイ・ヤング(ホークス)

スターターに関して最も議論を呼んだのは、ハリバートンと一緒にガード部門から選ばれる2人目の選手がジェイレン・ブランソンではなかったことだ。ブランソンは平均26.5得点、6.4アシストを記録し、1月に好調だったニューヨーク・ニックスをけん引している。

ドノバン・ミッチェルを選ぶ理由は変わらない。リーグで最も得点力のあるガードのひとりであり、多くのケガに対応してきたクリーブランド・キャバリアーズで奮闘してきた。

フロントコートでは、ボストン・セルティックスの第1シードに大きく貢献しているジェイレン・ブラウンが確実だ。マイアミ・ヒートの主力であるバム・アデバヨも、その重要性が優位に立つ。3人目を選ぶのは難しかったが、スコッティー・バーンズはトロント・ラプターズが東地区で順位を落としており、チームの成績への影響からパオロ・バンケロとした。

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タイリース・マクシートレイ・ヤングは、ガードが多い東地区の「ワイルドカード」とした。だが、どちらも非常に重要な存在だ。マクシーはエンビードと並んでスターダムにのし上がっており、ヤングは2シーズン連続で平均26得点&10アシスト超を記録している。

次点:スコッティー・バーンズ、ジミー・バトラー、クリスタプス・ポルジンギス、ジュリアス・ランドル、デリック・ホワイト

(NBAE via Getty Images)

ウェスタン・カンファレンスのリザーブ予想

  • G:ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
  • G:アンソニー・エドワーズ(ウルブズ)
  • F:ポール・ジョージ(クリッパーズ)
  • F:ルディ・ゴベア(ウルブズ)
  • F:カワイ・レナード(クリッパーズ)
  • WC:デビン・ブッカー(サンズ)
  • WC:アンソニー・デイビス(レイカーズ)

オールスターにふさわしい選手が7人以上の西地区は、絞り込むのが容易な作業ではなかった。

ただ、アンソニー・エドワーズポール・ジョージカワイ・レナードの3選手を選ぶことは難しくなかった。エドワーズは球団史上最高のスタートを切り、西地区の第1シードを競っているミネソタ・ティンバーウルブズのフランチャイズプレイヤーとして頭角を現している。ジョージとレナードはともに健康を保ち、ロサンゼルス・クリッパーズの好調において重要だった。ジェームズ・ハーデンも同様だが、リザーブユニットにクリッパーズから3人を選ぶのはおかしいだろう。

ステフィン・カリーは名前での選出と感じる人がいるかもしれない。だが、彼は平均26.8得点、3ポイントショット成功4.6本、成功率40.2%を記録している。ルディ・ゴベアはウルブズにおける役割と、年間最優秀守備選手賞候補となる守備の存在感の大きさから、外すのはほぼ不可能だ。

アンソニー・デイビスは今季のNBAのベストプレイヤー24人のひとりだ。それに尽きる。ロサンゼルス・レイカーズに浮き沈みがあるのは、出場を続け、おおよそ支配的だったデイビスのせいではない。サクラメント・キングスの直近の苦戦とフェニックス・サンズの好調で、デビン・ブッカーはディアロン・フォックスを上回った。

次点:ディアロン・フォックス、ジェームズ・ハーデン、チェット・ホルムグレン、カイリー・アービング、ラウリ・マルカネン、ドマンタス・サボニス、アルペレン・シェングン、ビクター・ウェンバンヤマ

原文:NBA All-Star reserves 2024: Predicting Eastern and Western Conference rosters after starters announcement(抄訳)
翻訳:坂東実藍