ユタ州ソルトレイクシティで開催されているNBAオールスター2023では、2月19日(日本時間20日)にNBA Gリーグ・ネクストアップゲーム(NBA G LEAGUE NEXT UP GAME)が行われ、178-162で「チーム・ルカ」が「チーム・スクート」に勝利した。
記念すべき第1回のMVPには、「チーム・ルカ」のキャプテンとして、攻守にわたってチームを盛り立て、23得点、8リバウンド、2アシストを記録したルカ・ガルザ(アイオワ・ウルブズ)が選ばれている。
NBA Gリーグ・ネクストアップゲームには、Gリーグで契約している全選手と、1月29日(同30日)までに今季のGリーグで4試合以上に出場したNBAの2ウェイ契約選手の中から、ファン投票とGリーグの選出で決定した24選手が出場した。
キャプテンにはファン得票数1位のルカ・ガルザと、Gリーグ・イグナイトのスクート・ヘンダーソンが選ばれ、2月14日(同15日)にはドラフトで12名ずつが「チーム・ルカ」と「チーム・スクート」に振り分けられている。
1クォーター12分の4Q制で行われた試合は、序盤からハイペースで展開し、前半だけで「チーム・ルカ」が90得点をあげ、「チーム・スクート」に16点差を付けてハーフタイムを迎えた。第3Qに入ると、両チームはオールスターらしくダンクの応酬を繰り広げるが、「チーム・ルカ」の勢いは止まらず、136-115とリードを21点に広げる。
迎えた第4Q、「チーム・スクート」のレナード・ミラーの2本連続レイアップで15点差まで追い上げられたが、「チーム・ルカ」はカーリック・ジョーンズのレイアップ、フランク・ジャクソンのダンクで反撃を許さず。残り5分19秒、ケネス・ロフトンJr.(チーム・スクート)の3ポイントショットとダンクで再び追い上げられそうになるも、直後にガルザとトレベリン・クィーン(チーム・ルカ)が得点を重ね、3分強を残して試合はほぼ決着した。
試合が決着した残り2分あたりからは、ヘンダーソンやシャリーフ・クーパーをはじめとする両チームの選手が、ダンクコンテストさながらに交互に思い思いのダンクを披露して会場を盛り上げた。
「チーム・ルカ」は、クーパーがゲーム最多の28得点、3リバウンド、8アシスト、セイベン・リーが19得点、5リバウンド、クィーンが19得点をマークし、そのほか4人が二桁得点を記録した。
「チーム・スクート」は、ニーミアス・クエタが22得点、9リバウンド、5アシスト、アンダーソンが19得点、4リバウンド、6アシスト、2スティール、ミラーが19得点、8リバウンドを記録。そのほか、6人が二桁得点をあげている。