NBA歴代の高身長選手たち ウェンバンヤマよりも高かったのは?

2023-06-21
読了時間 約4分
(NBA Entertainment)

巨人たちがそろうNBAだが、その中でも特に際立った選手たちがいる。

NBAドラフト2023で注目される有望新人のビクター・ウェンバンヤマは、7フィート4インチ(約224センチ)という身長でそのグループに仲間入りするだろう。彼はサイズとドリブル、ショットのコンビネーションで、自分よりも前にNBAでプレイした多くのビッグマンたちとの違いを見せたいと願っている。

ウェンバンヤマのNBAでのキャリアが始まる前に、彼の7フィート4インチよりも高い身長でNBAの100試合超に出場した選手たちを振り返ってみよう。


ジョージ・ミュアサン(7フィート7インチ/約231センチ)

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NBAデビュー:1993年
出場試合数:307

マヌート・ボルと並んでNBA史上最も高身長だった選手だ。ミュアサンはルーマニアでプロとしてプレイしてから、1993年のNBAドラフトでワシントン・ブレッツに全体30位で指名された。全盛期にケガに泣かされたが、1995-1996シーズンには平均14.5得点、9.6リバウンド、2.3ブロックを記録し、最優秀躍進選手賞を受賞している。NBA以外では、1998年に映画「マイ・ジャイアント」でビリー・クリスタルと共演して話題となった。


マヌート・ボル(7フィート7インチ/約231センチ)

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NBAデビュー年:1985
出場試合数:625

ボルがNBAに至るまでの道のりは独特だ。スーダンからNCAAディビジョンIIのブリッジポート大学を経て、当時のワシントン・ブレッツに加入した。1985年のNBAドラフトで全体31位指名され、すぐに守備でインパクトを残すようになる。ルーキーシーズンに自己最多(そしてNBA新人記録の)平均5.0ブロックをマーク。1985-1986シーズンのオールディフェンシブチームに選ばれており、NBAでの10シーズンで1試合平均3.34ブロックは歴代2位の数字だ。2010年に47歳で亡くなったボルは、母国スーダンで人権問題に取り組む人道主義者の政治活動家でもあった。息子ボル・ボルは現在オーランド・マジックでプレイしている。


ショーン・ブラッドリー(7フィート6インチ/約229センチ)

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NBAデビュー年:1993
出場試合数:832

大学時代にブリガムヤング大学で支配的なシーズンを送ったブラッドリーは、1993年のNBAドラフトでフィラデルフィア・76ersに全体2位で指名された。NBAでの最初の5シーズンで平均3.4ブロックと守備で活躍。76ersとニュージャージー・ネッツを経てダラス・マーベリックスに加わり、最後の8シーズン強を過ごした。最終的には12シーズンで平均8.1得点、6.3リバウンド、2.5ブロックを記録。2021年に自転車で交通事故に遭い、下半身不随となった。


ヤオ・ミン(7フィート6インチ/約229センチ)

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NBAデビュー年:2002
出場試合数:481

このリストの中で、ドラフト全体1位指名された選手のひとりだ。2002年のNBAドラフトでヒューストン・ロケッツに指名された時に、すでにヤオ・ミンは世界的にセンセーションを巻き起こしていた。中国でプロとして5シーズンを戦い、2001年にMVPを受賞してからNBA入り。すぐにNBAでもインパクトを残した。ルーキーシーズンに平均13.5得点、8.2リバウンド、1.8ブロックを記録し、この年を皮切りにオールスターに8回選出。2005-2006シーズンから2007-2008シーズンまで3シーズン連続で平均20得点超を達成し、最終的には8シーズンで平均19.0得点、9.2リバウンド、1.9ブロックを記録している。2016年にネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以下、殿堂)入り。現在は中国バスケットボール協会の会長を務めている。


チャック・ネビット(7フィート5インチ/約227センチ)

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NBAデビュー年:1982
出場試合数:155

1982年のNBAドラフトでロケッツに全体63位で指名されたネビットは、計5チームで9シーズンを戦った。1985年に優勝したロサンゼルス・レイカーズの一員で、NBA優勝経験者の中で最も身長が高い選手でもある。


マーク・イートン(7フィート4インチ/約224センチ)

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NBAデビュー年:1982
出場試合数:875

1982年のNBAドラフトで全体72位指名だったものの、イートンは約10年にわたって守備で最も影響力のある選手のひとりとなった。ユタ・ジャズでの11年間で、1985年、89年と年間最優秀守備選手賞を2回受賞。1985年から89年までオールディフェンシブチームに5回選出されている。通算平均3.5ブロックと、1984-1985シーズンに記録したシーズン平均5.6ブロックは、いずれもNBA記録。このリストでは最も息の長かった選手で、11シーズンのうち9シーズンで80試合超に出場した。2022年、64歳でこの世を去っている。


リック・スミッツ(7フィート4インチ/約224センチ)

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NBAデビュー年:1988
出場試合数:867

オランダ生まれのスミッツは、大学時代にマリスト大学でプレイし、1988年のNBAドラフトでインディアナ・ペイサーズに2巡目で指名された。12シーズンのキャリアで毎年平均二桁得点を記録。1995-1996シーズンには自己最多の平均18.5得点、フィールドゴール成功率52%をマークした。1998年にオールスターに選ばれたスミッツは、平均14.8得点(FG成功率50.7%)、6.1リバウンド、1.3ブロックという記録で2000年に引退している。


ラルフ・サンプソン(7フィート4インチ/約224センチ)

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NBAデビュー年:1983
出場試合数:456

NBA史上最も期待されたルーキーのひとりだったサンプソンは、バージニア大学での伝説的な大学キャリアを経て、1983年のNBAドラフトでロケッツに全体1位指名された。ルーキーシーズンに平均21得点、11.1リバウンド、2.4ブロックを記録して新人王を受賞。ここから4シーズン連続でオールスターに選ばれている。ケガに苦しめられたものの、9シーズンで平均15.4得点、8.8リバウンド、1.6ブロックを記録し、1992年に引退。2012年に殿堂入りしている。


ボバン・マリヤノビッチ(7フィート4インチ/約224センチ)

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NBAデビュー年:2015
出場試合数:296

セルビアリーグでのMVP受賞3回など、ヨーロッパでプロとして支配的なキャリアを過ごしたマリヤノビッチは、2015年にドラフト外のフリーエージェントとしてサンアントニオ・スパーズに加入。以降、ここ8シーズンにわたって6チームでベンチプレイヤーとしての役割を担ってきた。ムレシャンのように演技でもさらなる名声を獲得(『ジョン・ウィック:パラベラム』)。2023-2024シーズンを前に、マリヤノビッチは平均5.6得点、3.6リバウンドを記録している。

原文:Victor Wembanyama to join tallest players in NBA history(抄訳)

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