NBAでスティールが集計されるようになったのは、1973-1974シーズンからだ。そしてそれから4シーズン目に、リーグ史上最多スティールが記録された。
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1976年12月26日(日本時間27日)、サンアントニオ・スパーズがカンザスシティ・キングスに110-105で勝利した試合で、スパーズのラリー・ケノンが11スティールをマーク。2024-2025シーズンを前に、これがNBAにおける最多スティール記録となっている。
そのケノンの記録に並んだのが、ニュージャージー・ネッツのケンドール・ギル。23年後の1999年、ネッツがマイアミ・ヒートに88-77で勝利した試合で11スティールを記録した。
集計開始から最初の50年間で二桁スティールを達成したのは20選手のみ。そのうち、複数回達成したのはアルビン・ロバートソン(4)とクライド・ドレクスラー(2)だけだ。
NBAの1試合最多スティール記録
選手 | スティール | 日付 | 試合 |
---|---|---|---|
ラリー・ケノン | 11 | 1976年12月26日 | スパーズ対キングス |
ケンドール・ギル | 11 | 1999年4月3日 | ヒート対ネッツ |
アルビン・ロバートソン | 10 | 1986年2月18日 | サンズ対スパーズ |
アルビン・ロバートソン | 10 | 1986年11月22日 | スパーズ対クリッパーズ |
アルビン・ロバートソン | 10 | 1989年1月11日 | ロケッツ対スパーズ(OT) |
アルビン・ロバートソン | 10 | 1990年11月19日 | ジャズ対バックス |
クライド・ドレクスラー | 10 | 1986年1月10日 | ブレイザーズ対バックス |
クライド・ドレクスラー | 10 | 1996年11月1日 | キングス対ロケッツ |
※10スティールはそのほかに16選手(ジェリー・ウェスト、ラリー・スティール、フレッド・ブラウン、ガス・ウィリアムズ、エディ・ジョーダン、ジョニー・ムーア、ファット・リーバー、ロン・ハーパー、マイケル・ジョーダン、ケビン・ジョンソン、ムーキー・ブレイロック、マイケル・フィンリー、ブランドン・ロイ、ドレイモンド・グリーン、ルー・ウィリアムズ、TJ・マコーネル)
また、NBAプレイオフの歴史で二桁スティールが記録されたのは1回のみ。1999年、フィラデルフィア・76ersがオーランド・マジックに97-85で勝利した試合でアレン・アイバーソンが記録した10スティールだ。
プレイオフにおける最多スティール記録では、アイバーソンに続く2位タイに8スティールが並んでおり、ティム・ハーダウェイが2回達成している。
NBAプレイオフの1試合最多スティール記録
選手 | スティール | 日付 | 試合 |
---|---|---|---|
アレン・アイバーソン | 10 | 1999年5月13日 | マジック対76ers |
リック・バリー | 8 | 1975年4月14日 | スーパーソニックス対ウォリアーズ |
ライオネル・ホリンズ | 8 | 1977年5月8日 | ブレイザーズ対レイカーズ |
モーリス・チークス | 8 | 1979年4月11日 | ネッツ対76ers |
クレイグ・ホッジス | 8 | 1986年5月9日 | バックス対76ers |
ティム・ハーダウェイ | 8 | 1991年5月8日 | ウォリアーズ対レイカーズ |
ティム・ハーダウェイ | 8 | 1992年4月30日 | ウォリアーズ対スーパーソニックス |
ムーキー・ブレイロック | 8 | 1996年4月29日 | ペイサーズ対ホークス |
原文:Most steals by a player in a single NBA game(抄訳)
翻訳:坂東実藍