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NBAの1試合最多ブロック記録

2024-09-09
読了時間 約4分
(NBA Entertainment)

守備に関してNBAの歴史で有数のパフォーマンスが見られたのは、1973年10月28日(日本時間29日)のことだ。ロサンゼルス・レイカーズのセンター、エルモア・スミスが、ポートランド・トレイルブレイザーズに111-98で勝利した試合で、17ブロックという記録を樹立したのである。

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「リジェクター」の愛称で知られたスミスは、この試合で48分間出場し、12得点、16リバウンドも記録。17ブロックと合わせてトリプルダブルを達成した。

スミスの17ブロックは、1973-1974シーズン以降のNBAで、ひとりの選手が1試合でマークしたブロックの最多記録となっている。このシーズン、スミスは10月26日(同27日)から11月4日(同5日)までに3試合で14ブロック超を記録した。

なお、以降のNBAで1試合に14ブロック超を達成したのは、シャキール・オニール、マヌート・ボル、マーク・イートンの3選手だけだ。

NBAの1試合最多ブロック記録

選手 ブロック チーム 対戦相手 日付
エルモア・スミス 17 レイカーズ ブレイザーズ 1973年10月28日
マヌート・ボル 15 ウィザーズ ホークス 1986年1月25日
マヌート・ボル 15 ウィザーズ ペイサーズ 1987年2月26日
シャキール・オニール 15 マジック ネッツ 1993年11月20日
エルモア・スミス 14 レイカーズ ピストンズ 1973年10月26日
エルモア・スミス 14 レイカーズ ロケッツ 1973年11月4日
マーク・イートン 14 ジャズ ブレイザーズ 1985年1月18日
マーク・イートン 14 ジャズ スパーズ 1989年2月18日

2000年以降の1試合最多ブロックは、キーオン・クラーク、ジャベール・マギー、ハッサン・ホワイトサイドが記録した12ブロックだ。一方、ホワイトサイドを含む6選手が11ブロックをマークした。

2000年以降のNBAの1試合最多ブロック

選手 ブロック チーム 対戦相手 日付
キーオン・クラーク 12 ラプターズ ホークス 2001年3月23日
ジャベール・マギー 12 ウィザーズ ブルズ 2011年3月15日
ハッサン・ホワイトサイド 12 ヒート ブルズ 2015年1月25日
ディケンベ・ムトンボ 11 ホークス ネッツ 2000年2月15日
マーカス・キャンビー 11 ナゲッツ ジャズ 2008年1月17日
ロイ・ヒバート 11 ペイサーズ ホーネッツ 2012年11月21日
サージ・イバカ 11 サンダー ナゲッツ 2012年2月19日
ジョアキム・ノア 11 ブルズ 76ers 2013年2月28日
ハッサン・ホワイトサイド 11 ヒート ナゲッツ 2016年1月15日

なお、プレイオフの1試合で11ブロック超を達成した選手はいない。ただ、イートン、アキーム・オラジュワン、アンドリュー・バイナムの3選手が二桁ブロックを記録している。

NBAプレイオフの1試合最多ブロック

選手 ブロック チーム 対戦相手 日付
マーク・イートン 10 ジャズ ロケッツ 1985年4月26日
アキーム・オラジュワン 10 ロケッツ レイカーズ 1990年4月29日
アンドリュー・バイナム 10 レイカーズ ナゲッツ 2012年4月29日

なお、オラジュワン(1993)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(1977)、アロンゾ・モーニング(2000)、ティム・ダンカン(2007)、ドワイト・ハワード(2009、2010)など、計11選手がプレイオフの1試合で9ブロック超を記録している。

ハワードは2009年のNBAファイナル第4戦で9ブロックを記録しており、これは2024-2025シーズンを前にNBAファイナル記録となっている。

原文:The most blocks by a player in an NBA game(抄訳)
翻訳:坂東実藍