バトラーが自己最多&球団記録の56得点 ヒートがバックスを下して東準決勝に王手|NBAプレイオフ2023

2023-04-25
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(NBA Entertainment)

4月24日(日本時間25日)、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第4戦、ミルウォーキー・バックス対マイアミ・ヒートの一戦は、119-114でヒートが勝利し、シリーズ3勝1敗とした。

ヒートはジミー・バトラーが3ポイントショット8本中3本成功を含むフィールドゴール28本中19本成功、フリースロー18本中15本成功の56得点、9リバウンド、2アシスト、1ブロックと大活躍。56得点はヒートのプレイオフ球団新記録で、バトラーにとっては自己最多となる。

また、NBAプレイオフの歴史でも、1986年のマイケル・ジョーダン(63)、1962年のエルジン・ベイラー(61)、2020年のドノバン・ミッチェル(57)に続き、ジョーダンやウィルト・チェンバレン、チャールズ・バークリーと並ぶ歴代4位タイの数字だ。

腰の負傷からヤニス・アデトクンボが3試合ぶりの復帰を果たしたバックスを相手に、ヒートは第1クォーターにバトラーが自己最多となる22得点。チームの28得点の大半をひとりで記録した。

第3Qを終えて11点のビハインドを背負い、第4Q立ち上がりに14点差とされたヒートは、残り6分9秒で12点を追う展開。だが、ここから同3分17秒のバトラーのダンクまで、連続13得点で逆転に成功する。

その後、試合はリードチェンジが4回という追いつ追われつの終盤戦に。その中で、バトラーが残り1分20秒に3P、同58.2秒にステップバックジャンパーを沈め、3点のリードを奪う。第4Qだけで21得点をあげたバトラーの活躍で、ヒートが逆転勝利を収め、カンファレンス・セミファイナル進出に王手をかけた。

ヒート(3勝1敗)はバトラーのほか、バム・アデバヨが15得点、8リバウンド、ケイレブ・マーティンが12得点、9リバウンド、ゲイブ・ビンセントが10得点、8アシストを記録している。

バトラーは「このアリーナ、ロスター、球団以外の誰も僕らを信じなくても、自分たちに何ができるかは分かっていた」と胸を張った。

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「とにかく、可能だと分かっていることをやり続けたい」

エリック・スポールストラ・ヘッドコーチは「40分にわたってフラストレーションがたまる試合だった。正しい気迫と粘りがあれば勝てるということを示しているね」と述べている。

「そして、彼のような選手がいることは常に助けになる」

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一方、バックス(1勝3敗)はブルック・ロペスが36得点、11リバウンド、3ブロック、アデトクンボが26得点、10リバウンド、13アシスト、2ブロック、クリス・ミドルトンが14得点、6リバウンド、8アシスト、ドリュー・ホリデーが14得点、7リバウンドをマークした。

最後の6分間でFG9本中8本成功だったヒートに対し、13本中4本成功だったバックスは、この終盤に13-30と大きく差をつけられた。マイク・ブーデンホルザーHCは「攻守両面で十分なプレイができなかった」と話している。

「そして彼らはそれをやったんだ」

第5戦は4月26日(同27日)、ウィスコンシン州ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムで行われる。

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