4月30日(日本時間5月1日)、ニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたイースタン・カンファレン・セミファイナル第1戦、第8シードのマイアミ・ヒートと第5シードのニューヨーク・ニックスの一戦は、108-101でヒートがニックスに勝利した。
ヒートは好調な出だしから一転、RJ・バレットやジェイレン・ブランソンらを中心にペイント内の得点を重ねられ、前半のほとんどをニックスにリードされて終わる。しかし、第3Qにはケビン・ラブのリバウンドからのアウトレットパスによる3連続の速攻など、21-5のランでニックスを圧倒。ペイント内で仕事をさせず、第4Qには2桁のリードで引き離した。
第4Q残り6分30秒、ヒートはニックスの追い上げによりリードを5点差以内に詰められたが、カイル・ラウリーとバム・アデバヨの攻守にわたる落ち着いたプレイでヒートがそのまま逃げ切った。
ヒート(1勝)は、ジミー・バトラーが25得点、11リバウンド、4アシスト、ゲイブ・ビンセントが20得点、5アシスト、ラウリーが18得点、6アシスト、4ブロック、アデバヨが16得点、8リバウンドを記録した。
バトラーは残り5分5秒、ジョシュ・ハートとの接触で右足首を捻挫し、足をかばいながらコートに残ったが、バトラーはコーチの目を見て、足首がどんなに痛くても試合に出ると言ったという。
エリック・スポールストラ・ヘッドコーチは、「彼は、自分が足手まといにならないように、コートに残ってこの勝利を確実に手に入れたいと言ってくれた」と話す。
バトラーは、「素晴らしいバスケットボールができている」と、ABCの試合後のコート上でのインタビューに答えている。
「僕らは、ホームでもロードでも、良いときもダメなときもひとつにまとまっている。僕らには何か特別なことができると信じているんだ」
一方、2013年以来初めてプレイオフ2回戦に進出したニックス(1敗)は、バレットが26得点、9リバウンド、7アシスト、ブランソンが25得点、7アシスト、オビ・トッピンが18得点、8リバウンド、ミッチェル・ロビンソンが7得点、14リバウンドをマークした。
ニックスはこの試合、左足首の捻挫でオールスターフォワードのジュリアス・ランドルを欠いていた。また、3Pが34本中7本しか決まらなかった。
3Pを7本打って1本も成功せず、5つのターンオーバーを記録したブランソンは、「僕がとにかくひどかった」と話している。
「自分らしくないプレイだったし、この試合は自分に責任がある。もっと良いプレイをしなくてはいけない」
シリーズ第2戦は5月2日(日本時間3日午前9時半から)、ニックスのホームのマディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク)で開催される。