ダラス・マーベリックスは、もう1試合を戦うために奮闘した。
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NBAファイナル2024でボストン・セルティックスを相手に0勝3敗となったマーベリックスだが、本拠地アメリカン・エアラインズ・センターでの第4戦で支配的なパフォーマンスを披露。スウィープ(4勝0敗)でのセルティックスの優勝決定を阻んだ。
この日のマーベリックスは時間を無駄にすることがなかった。第1クォーターを13点リードで終えると、ハーフタイムまでに61-35と大差をつける。後半もさらに点差を開いていき、最大48点のリードを奪って、最終的には38点差で勝利を収めた。
1勝でしかないものの、マーベリックスは堂々のパフォーマンスでシリーズをボストンで17日(同18日)に行われる第5戦へと持ち込んだ。ここでは、第4戦での敗退を回避したマーベリックスのパフォーマンスをまとめる。
NBAファイナル2024第4戦のスタッツ
チームスタッツ
マーベリックス | セルティックス | |
得点 | 122 | 84 |
フィールドゴール | 46-91 (50.5%) | 29-80 (36.2%) |
3ポイントショット | 15-37 (40.5%) | 14-41 (34.1%) |
フリースロー | 15-22 (68.2%) | 12-13 (92.3%) |
リバウンド | 52 | 31 |
アシスト | 21 | 18 |
ペイント内からの得点 | 60 | 26 |
セカンドチャンスからの得点 | 16 | 2 |
ターンオーバー | 8 (9失点) | 13 (17失点) |
マーベリックスはインサイドを支配した。リバウンドを52-31と制しており、13オフェンシブリバウンドを記録。セカンドチャンスからの得点は16得点に達した。ペイント内からの得点でも、マーベリックスはセルティックスに60-26と大差をつけている。
また、効率の違いも大きい。マーベリックスがフィールドゴール成功率50.5%を記録したのに対し、セルティックスは36.2%にとどまった。
個人スタッツ
セルティックスではジェイソン・テイタムがFG10本中4本成功で15得点とチーム最多を記録。ジェイレン・ブラウン、ドリュー・ホリデーが各10得点を加えた。デリック・ホワイトはFG8本中2本成功。アル・ホーフォードはFG試投1本で3得点という数字だ。
試合展開から、セルティックスはベンチメンバーの数字が伸びている。サム・ハウザーが14得点、ペイトン・プリチャードがチーム最多となる14本のFG試投で11得点をマークした。
一方のマーベリックスでは、ルカ・ドンチッチが出場33分間で試合最多の29得点をあげている。カイリー・アービングはFG18本中10本成功で21得点。デレック・ライブリー二世はベンチスタートから11得点、12リバウンドを記録し、新人では2人目となるNBAファイナルでの複数回のダブルダブルを達成した。
また、ライブリー二世はこの試合でキャリア初となる3P成功を記録した。NBAファイナル史上最年少での3P成功だ。
そのほか、5月18日(日本時間19日)を最後に得点がなかったティム・ハーダウェイJr.が、ベンチスタートから12分間出場し、3P成功5本で15得点をあげている。
マーベリックス対セルティックスの注目の数字
- 38点差はNBAファイナル歴代3位の大差
- マーベリックスはNBAファイナル2024初の100得点超
- セルティックスはプレイオフでの連勝が球団記録の10でストップ
- 38点差で黒星はセルティックスにとってプレイオフ球団ワースト3位の記録
- セルティックスの84得点は2023年イースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦以降で最少
- 35得点は2022年のジョー・マズーラ・ヘッドコーチ就任以降のセルティックスでハーフ最少得点
- セルティックスはNBAプレイオフ2024で初のロードでの黒星
NBAファイナルの最多点差試合
NBAファイナルにおいて30点超の点差がついたのは、マーベリックスがセルティックスに勝利したNBAファイナル2024第4戦が18回目。38点差は歴代3位の点差だ。
順位 | 年 | 試合 | 点差 |
1. | 1998 | ブルズ 96-54 ジャズ | 42 |
2. | 2008 | セルティックス 131-92 レイカーズ | 39 |
3. | 2024 | マーベリックス 122-84 セルティックス | 38 |
4. | 2013 | スパーズ 113-77 ヒート | 36 |
5. | 1978 | ブレッツ 117-82 スーパーソニックス | 35 |
原文:Mavericks vs. Celtics Game 4 stats: Dallas avoid NBA Finals sweep with historic 38-point blowout win(抄訳)
翻訳:坂東実藍