マーベリックスが歴史的勝利を収めた第4戦の注目の数字 NBAファイナル歴代3位の点差

2024-06-15
読了時間 約4分
(Getty Images)

ダラス・マーベリックスは、もう1試合を戦うために奮闘した。

関連記事:ボストン・セルティックス対ダラス・マーベリックス第5戦展望|NBAファイナル2024(外部配信)

NBAファイナル2024でボストン・セルティックスを相手に0勝3敗となったマーベリックスだが、本拠地アメリカン・エアラインズ・センターでの第4戦で支配的なパフォーマンスを披露。スウィープ(4勝0敗)でのセルティックスの優勝決定を阻んだ。

この日のマーベリックスは時間を無駄にすることがなかった。第1クォーターを13点リードで終えると、ハーフタイムまでに61-35と大差をつける。後半もさらに点差を開いていき、最大48点のリードを奪って、最終的には38点差で勝利を収めた。

1勝でしかないものの、マーベリックスは堂々のパフォーマンスでシリーズをボストンで17日(同18日)に行われる第5戦へと持ち込んだ。ここでは、第4戦での敗退を回避したマーベリックスのパフォーマンスをまとめる。

NBAファイナル2024第4戦のスタッツ

チームスタッツ

  マーベリックス セルティックス
得点 122 84
フィールドゴール 46-91 (50.5%) 29-80 (36.2%)
3ポイントショット 15-37 (40.5%) 14-41 (34.1%)
フリースロー 15-22 (68.2%) 12-13 (92.3%)
リバウンド 52 31
アシスト 21 18
ペイント内からの得点 60 26
セカンドチャンスからの得点 16 2
ターンオーバー 8 (9失点) 13 (17失点)

マーベリックスはインサイドを支配した。リバウンドを52-31と制しており、13オフェンシブリバウンドを記録。セカンドチャンスからの得点は16得点に達した。ペイント内からの得点でも、マーベリックスはセルティックスに60-26と大差をつけている。

また、効率の違いも大きい。マーベリックスがフィールドゴール成功率50.5%を記録したのに対し、セルティックスは36.2%にとどまった。

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個人スタッツ

セルティックスではジェイソン・テイタムがFG10本中4本成功で15得点とチーム最多を記録。ジェイレン・ブラウン、ドリュー・ホリデーが各10得点を加えた。デリック・ホワイトはFG8本中2本成功。アル・ホーフォードはFG試投1本で3得点という数字だ。

試合展開から、セルティックスはベンチメンバーの数字が伸びている。サム・ハウザーが14得点、ペイトン・プリチャードがチーム最多となる14本のFG試投で11得点をマークした。

一方のマーベリックスでは、ルカ・ドンチッチが出場33分間で試合最多の29得点をあげている。カイリー・アービングはFG18本中10本成功で21得点。デレック・ライブリー二世はベンチスタートから11得点、12リバウンドを記録し、新人では2人目となるNBAファイナルでの複数回のダブルダブルを達成した。

また、ライブリー二世はこの試合でキャリア初となる3P成功を記録した。NBAファイナル史上最年少での3P成功だ。

そのほか、5月18日(日本時間19日)を最後に得点がなかったティム・ハーダウェイJr.が、ベンチスタートから12分間出場し、3P成功5本で15得点をあげている。

マーベリックス対セルティックスの注目の数字

NBAファイナルの最多点差試合

NBAファイナルにおいて30点超の点差がついたのは、マーベリックスがセルティックスに勝利したNBAファイナル2024第4戦が18回目。38点差は歴代3位の点差だ。

順位 試合 点差
1. 1998 ブルズ 96-54 ジャズ 42
2. 2008 セルティックス 131-92 レイカーズ 39
3. 2024 マーベリックス 122-84 セルティックス 38
4. 2013 スパーズ 113-77 ヒート 36
5. 1978 ブレッツ 117-82 スーパーソニックス 35

原文:Mavericks vs. Celtics Game 4 stats: Dallas avoid NBA Finals sweep with historic 38-point blowout win(抄訳)
翻訳:坂東実藍