4月25日(日本時間26日)、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで行われたウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第5戦、ロサンゼルス・クリッパーズ対フェニックス・サンズの一戦は、136-130でサンズが勝利し、シリーズ4勝1敗で西地区準決勝進出を決めた。
3試合連続でカワイ・レナードが欠場となったクリッパーズに、第3クォーター序盤で10点のビハインドを背負ったサンズだが、その後爆発。大量50得点で逆に20点差をつけ、第4Qを迎える。
サンズは第3Qだけでデビン・ブッカーがフィールドゴール11本中10本成功で25得点をマーク。1クォーターに25得点超は、プレイオフでは過去25シーズンで2001年のアレン・アイバーソン(26得点)、2019年のデイミアン・リラード(25得点)に続く3人目の記録だ。
第4Qのクリッパーズの追い上げで、終盤の3分間で何度かタイスコアにされかけたサンズだが、残り58.8秒にケビン・デュラントのレイアップで4点をリード。さらに同31.3秒、デュラントが2本のフリースローを沈めて6点差とし、カンファレンス・セミファイナルに駒を進めた。
サンズ(3勝1敗)はブッカーが47得点、8リバウンド、10アシスト、デュラントが31得点、6リバウンド、ディアンドレ・エイトンが21得点、11リバウンド、クリス・ポールが15得点、5リバウンド、7アシスト、ジョシュ・オコーギーが11得点を記録している。
デュラントは「すごかったね」と、第3Qのブッカーの活躍を称賛した。
「年をとって試合中に叫ぶことはあまりなくなったんだけど、あのトップからの3Pを彼が決めた時はエネルギーを感じた。みんなも感じたはずだ。僕らは彼の積極さを糧にすることができた」
だが、第4Qに肉薄されたことで、ブッカーは「今後の良い教訓だと思う」と気を引き締めている。
「できるだけ力強くフィニッシュしなければいけない。笛が吹かれるまでずっとプレイを続けなければいけないんだ」
一方、クリッパーズ(1勝3敗)はノーマン・パウエルが27得点、メイソン・プラムリーが20得点、10リバウンド、ニコラ・バトゥームが19得点、6リバウンド、イビツァ・ズバッツが16得点、10リバウンド、ラッセル・ウェストブルックがFG18本中3本成功で14得点、8リバウンド、8アシスト、マーカス・モリスSr.が12得点、5リバウンド、テレンス・マンが10得点、5リバウンドをマークした。
西地区第4シードのサンズは、カンファレンス・セミファイナルで第1シードのデンバー・ナゲッツと対戦。第1戦は29日(同30日)、コロラド州デンバーのボール・アリーナで行われる。