NBAプレイイン・トーナメントが4月12日(現地11日)から始まった。ロサンゼルス・レイカーズはカリフォルニア州ロサンゼルスの本拠地クリプトドットコム・アリーナでミネソタ・ティンバーウルブズと対戦し、108-102で勝利を収め、ウェスタン・カンファレンス(西地区)第7シードでのプレイオフ出場を決めた。
日本の八村塁が所属するレイカーズは、シーズンを通してレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスら主要選手の負傷に苦しみながらも、プレイイン/プレイオフに向けてようやく戦力が戻ってきた状態。一方のウルブズは、レギュラーシーズン最終戦にチームの守備の要であるルディ・ゴベアが出場停止、ジェイデン・マクダニエルズが右手骨折という状況だった。
前半はカール・アンソニー・タウンズとマイク・コンリーが1本もフィールドゴールを外さない活躍を見せ、ウルブズが60-49と二桁リードを奪う展開となった。
第3クォーターに入ってからもウルブズは攻勢を緩めず、カイル・アンダーソンの3ポイントショットでこの日最大となる15点差のリードを作った。しかしレイカーズもアンソニー・デイビスを軸としたオフェンスで反撃を始め、一桁差まで追い上げて第4Qを迎えた。
これまで流れるようなボール回しで攻めていたウルブズだったが、第4Q途中から全く得点を生み出すことができず停滞。その間にレイカーズが反撃を続け、残り1.4秒でデニス・シュルーダーが3Pショットを決め98-95とリードした。
この時点でレイカーズ勝利と思われたが、続くポゼッションでデイビスがコンリーのコーナー3Pをファウルしてしまい、3本のフリースローを与える。コンリーは落ち着いて3本とも決め、試合はオーバータイム(延長戦)に突入した。
オーバータイム最初のショットで八村が3Pを決めリードを広げると、そこからは一度もリードを失うことなく、レイカーズが勝利を決めた。
八村は26分36秒間のプレイで3ポイントショット5本中2本成功を含むフィールドゴール8本中3本成功の12得点(フリースローは4本中4本成功)。そのほか、2リバウンド、1アシストを記録した。ターンオーバーは2、パーソナルファウルは1、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスはチームで2番目に高い+20だった。
【動画】レイカーズの八村塁がウルブズとのプレイイン戦で12得点
第7シードとなり、プレイオフ1回戦で第2シードのメンフィス・グリズリーズとの対戦が決まったレイカーズは、ジェームズが30得点、10リバウンド、6アシスト、2ブロック、デイビスが24得点、15リバウンド、3ブロック、デニス・シュルーダーが21得点をマークした。
敗れたウルブズはタウンズが24得点、11リバウンド、5アシスト、3ブロック、コンリーが23得点、4リバウンド、4アシスト、アンダーソンが12得点、5リバウンド、13アシスト、4スティール、4ブロックを記録した。
ウルブズは4月15日(現地14日)に第8シードをかけて、ニューオーリンズ・ペリカンズとオクラホマシティ・サンダーの勝ったチームと対戦する。
最終スコア・試合経過・ハイライト
ウルブズ 102-108 レイカーズ
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ウルブズ | 28 | 32 | 26 | 12 | 4 | 102 |
レイカーズ | 22 | 27 | 30 | 19 | 10 | 108 |
ボックススコア|配信 |
※タイムは残り時間
0.0 - エドワーズの3Pが外れ試合終了。レイカーズが第7シードを獲得!
6.9 - デイビスがフリースローを2本中1本きめる。MIN 102-108 LAL
8.4 - インバウンドを試みたアンダーソンのパスは逆サイドのコートの外へ。ウルブズターンオーバー。
8.4 - ファウルゲーム突入。シュルーダーが2本のフリースローを決める。MIN 102-107 LAL
11.3 - ウルブズがインバウンドパスをスティール! しかしプリンスのコーナー3Pが外れる。レイカーズ再びタイムアウト。MIN 102-105 LAL
19.0 - エドワーズがドライビングレイアップを決める。レイカーズがタイムアウト。MIN 102-105 LAL
1:16 - 24秒で攻めきれず、ウルブズは24秒バイオレーション。MIN 100-105 LAL
1:40 - デイビスが囲まれながらもゴール下で得点。MIN 100-105 LAL
2:36 - レブロンの外したショットをリバウンドし、そのまま速攻でダンクを叩き込むエドワーズ。MIN 100-103 LAL
3:26 - デイビスとのギブ&ゴーでシュルーダーがフィンガーロールを決める。MIN 98-103 LAL
4:35 - 八村が3Pを決める(12得点)!MIN 98-101 LAL
△オーバータイム(延長戦)
※タイムは残り時間
0.0 - コンリーが見事3本ともフリースローを決め98-98の同点。試合はオーバータイムに突入!
0.1 - コンリーのコーナー3Pをデイビスがファウル! 3本のフリースローが与えられる。MIN 95-98 LAL
1.4 - レブロンのパスを受けたシュルーダーがコーナー3Pを沈める!MIN 95-98 LAL
21.7 - レイカーズのディフェンスがウルブズのターンオーバーを誘発。レイカーズボール。MIN 95-95 LAL
30.3 - インバウンドパスをプリンスがスティール!レブロンが5つ目のファウルを取られる。ウルブズボール。MIN 95-95 LAL
32.8 - どちらも得点をなかなか伸ばすことができず、95-95の同点のままレイカーズがタイムアウトをコール。
2:02 - レブロンがウィングから3Pを決め試合はついに同点に!MIN 95-95 LAL
3:22 - お互い得点が止まっていたが、デイビスがゴール下でダンクを決め3点差に。MIN 95-92 LAL
6:01 - コンリーがコーナーからステップバック3Pを決める。MIN 95-88 LAL
7:17 - プリンスがコーナー3Pを決めレイカーズの連続得点を止める。MIN 92-86 LAL
8:16 - 相手のターンオーバーから速攻が生まれ、デイビスがレイアップフィニッシュ。レイカーズが3点差まで追い上げる。MIN 89-86 LAL
9:10 - ファウルされながらもゴール下でねじ込むデイビス。フリースローも決めてアンド1。MIN 89-82 LAL
9:21 - デイビスとのリバウンド争いでタウンズが5つ目のファウルを吹かれベンチに下がる。
11:14 - デイビスを飛ばせてから落ち着いてコーナー3Pを決めるコンリー。リードは再び二桁に。MIN 89-79 LAL
12:00 - 最終クォーター開始!
△第4クォーター
※タイムは残り時間
0.0 - コンリーの3Pが外れ第3Q終了。MIN 86-79 LAL
22.5 - レブロンがプットバックから得点。MIN 86-79 LAL
1:59 - ビーズリーが八村のアシストを受け3Pを決める。MIN 84-77 LAL
2:22 - レブロンのドライブに対してタウンズがこの試合4つ目となるファウルを取られる。レブロンはフリースローを2本とも決めて10点差に。MIN 84-74 LAL
3:41 - 八村がフリースローを獲得、2本とも決める(9得点)。MIN 82-70 LAL
4:00 - すぐに攻撃に転じたウルブズ、アレクサンダー・ウォーカーがダンクを叩き込む。MIN 82-68 LAL
4:07 - シュルーダーがベンチから活躍。3Pを決めレイカーズが反撃。MIN 80-68 LAL
5:58 - アンダーソンがコーナー3Pを決め、ウルブズがこの日最大となる15点差リードを作る。MIN 76-61 LAL
6:35 - プリンスが3Pを決め、ウルブズがリードを広げる。MIN 73-61 LAL
8:17 - タウンズがオフェンシブファウルを取られ、この試合3つ目。
9:08 - レブロンが鋭いダンクを叩き込む!MIN 65-57 LAL
9:22 - レイカーズのチャレンジ成功。デイビスのファウルは取り消され、センターコートのジャンプボールで最下位。
9:22 - デイビスが3つ目のファウルを吹かれ、レイカーズがコーチチャレンジを要求。
9:51 - 全く外さないコンリー! ここまでフィールドゴール5本中5本成功、3Pは4本中4本成功。MIN 65-55 LAL
10:09 - リーブスのステップバック3Pでリードを一桁まで縮める。MIN 62-55 LAL
10:58 - レブロンの3Pで10点差に戻すレイカーズ。MIN 62-52 LAL
11:43 - 後半はアンダーソンのフローターが両チームの初得点。MIN 62-49 LAL
△第3クォーター
ティンバーウルブズ
- カール・アンソニー・タウンズ 17得点、6リバウンド、4アシスト、2ブロック
- マイク・コンリー 11得点、3足すと
- カイル・アンダーソン 7得点、3リバウンド、5アシスト、3スティール、3ブロック
レイカーズ
- レブロン・ジェームズ 16得点
- アンソニー・デイビス 12得点、9リバウンド
- 八村塁 7得点
△ハーフタイム
※タイムは残り時間
0.0 - デイビスのコーナー3Pが外れ第2Q終了。MIN 60-49 LAL
22.2 - コンリーがこのし3本目の3Pを決め(3/3)リードを二桁に広げるウルブズ。MIN 60-49 LAL
2:45 - コンリーの3Pでウルブズが再びリードを奪う。MIN 49-47 LAL
3:02 - デイビスのオフェンシブリバウンドからのプットバック。MIN 46-47 LAL
3:36 - レブロンのドライビングレイアップでレイカーズ逆転。MIN 44-45 LAL
4:17 - リーブスが再び速攻から得点し、レイカーズが1点差まで詰め寄る。ウルブズがタイムアウト。MIN 44-43 LAL
4:38 - ターンオーバーから生まれた速攻でリーブスがアンド1獲得。MIN 44-41 LAL
6:14 - デイビスがタウンズから2ファウル目を引き出す。フリースローを両方決める。MIN 44-38 LAL
7:50 - レブロンの3Pでレイカーズが反撃。MIN 42-34 LAL
9:10 - ドライブから再び良いパスを出しアレクサンダー・ウォーカーの3Pをタウンズが生み出す。MIN 38-29 LAL
10:51 - タウンズのナイスアシストでアレクサンダー・ウォーカーが得点。リードを二桁に広げる。MIN 35-25 LAL
11:32 - レブロンがドライブで得点、アンド1獲得。MIN 31-25
△第2クォーター
※タイムは残り時間
0.0 - エドワーズが八村のダンクをブロックで阻止! プレイ後に軽い揉め合いになった両者にダブルテクニカルファウル。第1Q終了 MIN 28-22 LAL
13.3 - プリンスの3Pでリードを広げるウルブズ。MIN 28-22 LAL
1:37 - プリンスの3Pとタウンズのドライブからのレイアップでウルブズがすぐに逆転。MIN 23-19 LAL
2:23 - 八村(7得点)のフリースロー獲得でレイカーズが逆転。MIN 18-19 LAL
3:13 - 八村(5得点)がドライブから得点!MIN 18 -17 LAL
4:34 - 八村(3得点)がファーストショットとなる3ポイントショットを決める。MIN 18-15 LAL
4:46 - 八村塁この試合初出場。
5:43 - プリンス、コンリー、エドワーズの連続得点でウルブズが再び逆転。MIN 16-10 LAL
6:54 - リーブスのミドルジャンパーでレイカーズが逆転。MIN 9-10 LAL
8:51 - 連続失点でリードされるもレブロンのダンクで追い上げるレイカーズ。MIN 7-4 LAL
9:28 - タウンズのトップからのスリーが決まる。MIN 7-2 LAL
11:16 - 最初の得点はレイカーズのアンソニー・デイビスによるジャンプショット。MIN 0-2 LAL
12:00 - ティップオフ!
△第1クォーター
ウルブズの先発メンバーはマイク・コンリー、アンソニー・エドワーズ、トーリアン・プリンス、カイル・アンダーソン、カール・アンソニー・タウンズ。
レイカーズの先発メンバーはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ジャレッド・バンダービルト、オースティン・リーブス、ディアンジェロ・ラッセル。
△ティップオフ前
※以下、試合前時点の情報
ティンバーウルブズ対レイカーズ 試合情報
レイカーズ:43勝39敗(ウェスタン・カンファレンス7位)
ティンバーウルブズ:42勝40敗(ウェスタン・カンファレンス8位)
会場:クリプトドットコム・アリーナ(カリフォルニア州ロサンゼルス)
日時:2023年4月12日午前11時(日本時間)
配信:NBA Rakuten