タイスコアで迎えた残り2.8秒なら、カイリー・アービングのほかに誰がいるだろうか?
ダラス・マーベリックスのアービングは、3月17日(日本時間18日)にテキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われたデンバー・ナゲッツ戦で、彼にしかできないような高難度の左手フローターを沈めた。これが決勝点となり、アービングがマーベリックスを勝利に導いている。
アービングは見事なパフォーマンスでマーベリックスにここ6試合で5つ目の白星をもたらした。オールスター選出8回のアービングは、24得点、9アシスト、7リバウンド、3スティール、1ブロックを記録している。
マーベリックスの新人デレック・ライブリー二世は、「素晴らしいショットをたくさん見てきたけど、あれが一番だね」と称賛した。
「僕らはカイリーを信頼している。彼にボールを渡してすぐ、素晴らしいショットを決めるか、味方のための素晴らしいチャンスをつくると思った。だから、いつだって彼にボールが渡ったら、僕らは黙ってただ見守るんだ」
「そして彼がショットを決めてくれた」
マーベリックスは第4クォーターにいったんは13点をリードするも、残り1分5秒にニコラ・ヨキッチのフックショットでタイスコアとされると、さらにジャマール・マレーの3ポイントショットでビハインドを背負う。
しかし、マーベリックスはルカ・ドンチッチの3Pで再びタイスコアとする。この日、ドンチッチは試合最多の37得点や9リバウンドを記録した。だが、最後にアービングが活躍したかたちだ。
ジェイソン・キッド・ヘッドコーチは「利き手だよ。おそらく史上有数のフィニッシャーとなるだろうが、右手から左手への流れる動きがとにかく自然だ」と、アービングを称賛した。
アービングの決勝ショットに至るまでの緊張感を振り返ってみよう。
カイリー・アービングの決勝ショットへのリアクション
アービングの見事な決勝ショットには、NBA関係者も圧倒されたようだ。
デイミアン・リラード
レブロン・ジェームズ
ケビン・ガーネット
モー・バンバ
ニコラ・バトゥーム
PJ・ワシントン
スティーブン・A・スミス
トレイ・ヤング
アンドリュー・ボーガット
原文:Kyrie Irving game-winner: LeBron James among NBA players blown away by Mavericks star's left-handed floater(抄訳)
翻訳:坂東実藍