【NBAプレイオフ2023展望】キングス対ウォリアーズ

2023-04-14
読了時間 約2分
Getty Images

サクラメント・キングスは16年にわたるプレイオフ不出場の記録に終止符を打った。ファーストラウンドで対戦するのは、王者ゴールデンステイト・ウォリアーズだ。

レギュラーシーズンをウェスタン・カンファレンス3位で終えたキングスは、高い得点力で今季のリーグを席捲してきた。だが、プレイオフにおける経験という点で勝るウォリアーズとの勝負では、しっかりと集中して臨むことが必要だろう。

第6シードでありながら、ウォリアーズはサクラメントへの短距離遠征で勝算があると信じているだろう。彼らは1995年のヒューストン・ロケッツ以来となる低シードからの優勝を目指している。

典型的な若さ対経験というカリフォルニア勢同士の対戦は、必ず面白くなるはずだ。

『スポーティングニュース』が、キングスとウォリアーズによるプレイオフの前に必要なすべてを紹介する。

キングス対ウォリアーズ、2022-2023シーズンのレギュラーシーズン成績

レギュラーシーズンはウォリアーズが3勝1敗でシリーズを制した。

  • 2022年10月23日:ウォリアーズ 130-125 キングス
  • 2022年11月7日:ウォリアーズ 116-113 キングス
  • 2022年11月13日:キングス 122-115 ウォリアーズ
  • 2023年4月7日:ウォリアーズ 119-97 キングス

ドマンタス・サボニスとディアロン・フォックス不在で主力を欠いたキングスが大敗した最後の対戦を除き、最初の3試合は最終点差の平均5点といずれも接戦だった。

キングス対ウォリアーズの注目ポイント:アンドリュー・ウィギンズ復帰と3ポイントショット対決

(NBA Entertainment)

ウォリアーズとの対戦の多くがそうだが、このシリーズでも鍵を握るのは3ポイントショットだ。

ウォリアーズとの打ち合いを望むチームは多くない。だがキングスは、スプラッシュ・ブラザーズとその仲間たちとの真っ向勝負に最も適したチームのひとつかもしれない。

1試合平均の3P成功数で、レギュラーシーズンのウォリアーズはリーグ最多の16.6本を記録した。キングスは13.3本でリーグ5位だ。

リーグトップの攻撃(100ポゼッションごとに118.6得点)を誇るキングスは、一気に得点量を量産していけるが、ウォリアーズも今季はリーグ最速のペースだった。

Scroll to Continue with Content

ハイリターンを狙う選手たちのシリーズとなることは確かだろう。今季3P成功200本超と達成した20選手のうち、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ジョーダン・プール、ケビン・ハーター、キーガン・マレーと、5選手がこのシリーズに登場するのだ。

キングス対ウォリアーズで注目の3Pシューター
選手 順位 チーム 3P成功数
クレイ・トンプソン 1 ウォリアーズ 301
ステフィン・カリー 3 ウォリアーズ 273
ジョーダン・プール 9 ウォリアーズ 214
キーガン・マレー 15 キングス 206
ケビン・ハーター 16 キングス 205

また、シリーズの大きな鍵となるひとつが、アンドリュー・ウィギンズの復帰だ。ペリメーターでの彼の守備力は、ウォリアーズにとってゲームチェンジャーとなる。

ウィギンズはゆっくりと仕事量を増やしており、週末は5on5のスクリメージにも参加した。4月15日(日本時間16日)の第1戦に間に合うことが期待されている。

最後の10試合でウォリアーズの守備が向上している様子なのは注目すべきだ。さらにウィギンズが戦列に戻れば、フォックスやマレー、ハーター、ハリソン・バーンズといった選手たちに対処する上で大きな後押しとなるだろう。特に、本拠地チェイス・センターで対戦相手の3P成功率を33%に抑えているのに対し、40.1%を許しているロードではなおさらだ。

キングス対ウォリアーズの予想

Gilbert McGregor: 第6戦でウォリアーズ勝利

Kyle Irving: 第6戦でウォリアーズ勝利

Carlan Gay: 第5戦でウォリアーズ勝利

Benyam Kidane: 第6戦でウォリアーズ勝利

Micah Adams: 第6戦でウォリアーズ勝利

Joseph Corr: 第6戦でウォリアーズ勝利

原文:Kings vs. Warriors odds, prediction, key storyline, schedule for 2023 NBA Playoffs series(抄訳)

▶スポーツ観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう