3月5日(日本時間6日)付の『NBA.com』のルーキーランキングで”最前席”を維持した選手たちは、それぞれ先日、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズと対戦した。
メンフィス・グリズリーズが連敗を5で止めた2月29日(同3月1日)のレイカーズ戦で、ジャ・モラントはフィールドゴール16本中10本成功、3ポイントショット6本中4本成功の27得点、自己最多タイの14アシストと活躍し、105-88の勝利に貢献した。
試合後にジェームズは「超スペシャルだね」と、モラントを称賛している。
「ロサンゼルスで彼と対戦した時も言ったけど、グリズリーズは素晴らしい選手を手にしたよ。とどまるところを知らないね」。
4本の3Pは自己最多で、2試合連続の20得点&10アシスト超は、2011-12シーズン以降ではルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)とトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)しか成し遂げていない偉業だった。
また、その翌日、ニューオーリンズ・ペリカンズはレイカーズに勝つことができなかったものの、ザイオン・ウィリアムソンはジェームズとの初対戦でFG16本中12本成功、自己最多の35得点を記録している。
ウィリアムソンは6ターンオーバーも記録しており、ジェームズは34得点、12リバウンド、13アシストとトリプルダブルを達成した。だが、ジェームズは「彼の強さやスピードを実際に感じるには、実際にコートに出てみなければいけない」と、ウィリアムソンを称えた。
「とんでもないルーキーたちだよ。彼らはスペシャルだ」。
「自分がいなくなってからも続けていけるような若い選手たちが出てきた。ジャやザイオン、ジェイソン・テイタム、ルカ・ドンチッチ、トレイ・ヤングと、リストはどんどん続くんだ。彼らはコートの上だけで素晴らしいんじゃない。それよりも重要なことに、コートの外でも素晴らしいんだ。僕らのリーグはとても、とても良い状態にあるよ」。
5日(同6日)付のルーキーランキング上位は以下のとおり。
1位 ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ/前週1位)
オールスター明けに5連敗でウェスタン・カンファレンス8位の座を失うかに思われたグリズリーズで、モラントもこの間の5試合で平均16.8得点、5.2アシスト、3P成功率15.4%と数字を落とした。だが、以降は4日(同5日)のブルックリン・ネッツ戦まで3連勝。モラントもここ4試合で平均18.3得点、8.8アシスト、3P成功率46.2%を記録している。
2位 ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ/前週2位)
2019年ドラフト全体1位指名のウィリアムソンは、MVPを争うジェームズ、そしてドンチッチとも対戦した。1日(同2日)のレイカーズ戦では自己最多の35得点(と7リバウンド)を記録。ドンチッチがトリプルダブルを達成した4日(同5日)のダラス・マーベリックス戦では、21得点、6リバウンド、3アシストをマークしている。
マーベリックス戦後、ウィリアムソンは「NBAには世界最高の選手たちがいる」と、スター選手たちとの対戦は学ぶ機会だと述べた。
「彼らは賢い。バスケットボールIQが高いんだ。スカウトのリポートもある。だから、試合のたびに新しい何かをもたらさないとね」。
3位 コービー・ホワイト(シカゴ・ブルズ/前週4位)
4位 ケンドリック・ナン(マイアミ・ヒート/前週3位)
5位 RJ・バレット(ニューヨーク・ニックス/前週ランク外)
その他の注目選手
八村塁(ワシントン・ウィザーズ)
ディアンドレ・ハンター(アトランタ・ホークス)
エリック・パスカル(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
PJ・ワシントン(シャーロット・ホーネッツ)
ナズ・リード(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
原文:Kia Rookie Ladder: Ja Morant, Zion Williamson make big in-game impressions on LeBron James by Drew Packham/NBA.com(抄訳)