同世代にバスケットボールをしていた多くの人たちと同じように、ケビン・デュラントもフィラデルフィア・76ersでプレイするアレン・アイバーソンを見て育った。
11月24日(日本時間25日)、デュラントはボストン・セルティックス戦で21得点をあげ、チームの勝利に貢献するとともに、NBAの通算得点ランクでアイバーソンを抜き、歴代25位に浮上した。
デュラントはアイバーソンに20点差の通算2万4388得点とし、近いうちに24位のレイ・アレン(2万4505得点)も上回るとみられている。
ゲーム最初の得点でアイバーソンの記録を更新したデュラントは、試合後に「かけがえのないことだ。僕は早くから人生をこのゲームにささげてきた。だから、彼らのような選手たちをずっと見てきたんだ」と話した。
「だから、アイバーソンは僕にとって神々のようなものだった。外で友達と遊ぶたびにまねをした選手のひとりだ。すべてが現実じゃないみたいだよ。このリーグで思い描いていたこと、思っていたことはあった。でも、それを実現できるなんてすごく特別なことだ」。
ワシントンDC出身のデュラントは、ジョージタウン大学でプレイするアイバーソンも見ていた。
デュラントは「僕がアイバーソンの大ファンになったのは、もちろんみんなと同じで彼のルーキーイヤーだ。でも、ジョージタウン大で彼を見て、ジョン・トンプソン(コーチ)の下でのプレイ、ああいう文化を見てきた。彼はその重要な一員だった」と述べている。
「彼は多くの選手に影響を与えた。だから、その彼を上回り、あのリストにいる偉大な選手たちと一緒になれるなんて、信じられないようなことだよ。僕はとにかく続けていかなければいけない」。
アキレス腱の負傷で2019-20シーズンを全休することがなければ、デュラントは通算得点ランクでもっと上位になっていたはずだ。だが、健康を保てば、今季中にさらに浮上する可能性がある。
現在のデュラントは平均28.1得点。シーズンを通じてこのペースを続けられれば、18位のケビン・ガーネットに追いつき、上回る可能性もある。
原文:Kevin Durant says 'it means the world' on passing Allen Iverson for 25th on NBA's all-time scoring list by Nick Metallinos(抄訳)