5月11日(日本時間12日)に行われたウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦で、デンバー・ナゲッツに100-125で敗れ、フェニックス・サンズの2022-2023シーズンは終了した。
予想されたように、ナゲッツのニコラ・ヨキッチは再び見事なパフォーマンスを見せている。MVPレースで2位だったヨキッチは、32得点、12アシスト、10リバウンドを記録。今季のポストシーズンで5回目のトリプルダブルを達成した。複数回達成しているのはヨキッチだけだ。
再びプレイオフで早期敗退の落胆を味わったサンズのケビン・デュラントだが、支配的なプレイを披露したヨキッチを称賛し、歴代最高のビッグマンのひとりとたたえている。
試合後、デュラントは「ヨキッチは史上最高クラスだ」と述べた。
「バスケットボール界の歴代最高のセンターのひとりになるだろう」
「彼はコートに立ち、やるべきことをやった」
ヨキッチはNBAプレイオフの歴史でセンターとして最も多くのトリプルダブルを達成している。ウィルト・チェンバレンの9回を上回り、ジェイソン・キッドと並ぶ通算11回だ。上に立つのは、ラッセル・ウェストブルック(12)、レブロン・ジェームズ(28)、マジック・ジョンソン(30)しかいない。
言い訳をしないデュラント
ヨキッチにけん引されたナゲッツは、第1クォーターで44-26とリードし、ハーフタイムまでに81-51とさらに点差を広げた。『ESPN Stats & Info』によると、ロードチームの前半81得点はプレイオフ史上最多だ。
前半にヨキッチがフィールドゴール12本中10本成功で20得点、7アシスト、6リバウンドを記録したのに対し、サンズはスターコンビが苦戦し、その支配力に応じることができず。デュラントはFG11本中4本成功で8得点、デビン・ブッカーはFG12本4本成功で11得点にとどまった。
試合後、デュラントは自身のパフォーマンスについて言い訳をしていない。
デュラントは「正直、すべて僕のせいだ」と話した。
「正しく準備したと思うし、自分が望んでいたショットを打てた。急いでしまったところもあったかもしれない。でも結局、すべては自分次第なんだ」
「だから、この夏はずっと映像を見る。シーズン中に見せてもらった様々なアクションを見て、どうやって向上し続けるかを考える」