今年のNBAドラフトで全体1位指名されたデトロイト・ピストンズの新人ケイド・カニングハムは、負傷でシーズンから開幕4試合を欠場したが、10月30日(日本時間31日)のオーランド・マジック戦でデビューを飾った。
カニングハムは11月4日(同5日)のフィラデルフィア・76ers戦で自己最多の18得点をマーク。続く5日(同6日)のブルックリン・ネッツ戦でも、第4Qの8得点を含むチーム最多の17得点をあげるなど、ドラフト全体1位指名らしさを垣間見せている。
ネッツのケビン・デュラントは、カニングハムのここまでに感銘を受けているようだ。試合後、デュラントは「ケイドのプレイは大好きだ」と話している。
「彼はすごく長期にわたってやっていけると思う。出だしはケガがあったが、出場できるようになり、今夜はアグレッシブなプレイを見せていた。いくつかビッグショットを決めたね。僕は彼のことをうれしく思っているよ。今後の彼のキャリアを見るのが楽しみだ」。
カニングハムはネッツ戦で4リバウンド、2アシストも記録した。ピストンズは90-96で敗れている。
右足首の挫傷で出遅れ、NBAキャリアがスロースタートとなったのは、ショットの成功率にも反映されている。フィールドゴール成功率はわずか23.2%。とは言え、ピストンズのローテーションプレイヤーでFG成功率が50%を超えているのは、ビッグマンのアイザイア・スチュワートしかいない。
カニングハムはデュラントとマッチアップする場面もあり、2度のファイナルMVPに輝いたデュラント相手に恐れを見せなかった。
カニングハムのパフォーマンスには、チームメイトのサディック・ベイも「ああいう大事な場面で彼はショットを打つことを恐れない」と賛辞を寄せている。
「これからの僕らにとって良いことだろうね」。
カニングハムは、リーグのほかの選手たちに注目されるだけの潜在能力を披露している。
原文:Kevin Durant feels like Pistons rookie Cade Cunningham will be a tough cover for many years to come(抄訳)