ネブラスカ大の富永啓生「試合の最後に決めるショットはいつでもエキサイティング」|米大学バスケ男子NCAA ノースウェスタン大戦後一問一答

2024-01-22
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(Getty Images)

1月20日(日本時間21日)、米大学バスケットボールNCAAディビジョン1(1部)のネブラスカ大学に所属する富永啓生(大学4年)が、ネブラスカ州リンカーンのピナクルバンク・アリーナにて行われたノースウェスタン大学戦に先発出場し、14得点(6試合連続の二桁得点)を記録した。試合は75-69でネブラスカ大が勝利し、今季の公式戦の戦績を14勝5敗(BIG10カンファレンス4勝4敗)とした。

開始早々に3Pを決めた富永は、試合を通して厳しくマークされて思うように仕事をさせてもらえなかったが、試合終盤に同点に追いつかれると、プットバックやフリースローなどでリードを広げる活躍。再び2点差まで詰められた残り25秒、決勝弾となる3ポイントショットを沈めて会場を沸かせた。

この試合の富永は27分22秒の出場で14得点(フィールドゴール11本中5本成功、3ポイントショット4本中2本成功、フリースロー2本中2本成功)、6リバウンド(大学自己最多)、1スティールを記録。アウェイで2連敗して迎えたノースウェスタン大との一戦は、ネブラスカ大にとって流れを変えたい重要な試合だった。

以下、試合後の富永の一問一答(前半は英語での質疑応答の翻訳、後半は日本語での質疑応答。質問は要約)。


動き続けていればいつかオープンになるので自分のタイミングが来るのを待つだけ

──相手が身体をぶつけてきて攻撃しにくかったと思うが、フラストレーションを溜めずに自分のチャンスが来るのを待つのは大変だったか?

富永:あのタイプのディフェンスを相手にプレイするのが大変なのは間違いないですが、とにかく動き続けないといけないと思っています。動き続けていればいつかオープンになるので、ただ自分のタイミングが来るのを待つだけですね。実際に今日は試合終盤にその瞬間が来ました。だからこのままずっと今のようにプレイするだけだと思っています。

──最後のショットは今日の試合で最もオープンになったと思うが。

富永:何が起きたのか僕にもよくわからないんですけど、僕らのプレイの遂行がとてもうまくいって、どういうわけかディフェンダーが2人ともポストに行ったので、じゃあ僕が打つよって感じでしたね。

試合の最後に決めるショットはいつも楽しいし、エキサイティング

──最後にああいうショットを沈めて試合を決めることに興奮しなくなったりしないのか?

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富永:そんなことはないですね。いつでも楽しいし、エキサイティングです。試合の最後に決めるのは特にそうですね。

──2連敗で迎えた試合にどういう気持ちで臨んだか。

富永:2敗したのもありますが、とりあえずホームでは負けられないということもあって、試合の最初からとにかく自分たちのバスケットをやっていかなくちゃいけないってことをずっとチーム全体でも話していました。試合の出だしはめちゃめちゃ良かったわけでもないんですけど、相手と均等に戦えていて大きく点差を離されなかったのは良かったと思います。

──最後には決勝弾の3Pも決めたが、やりたいことはできた?

富永:試合全体を通じてだと、多分まだ細かいところができてなかったと思うんですけど、とにかく自分の時間が来るのを待つだけだと思っています。40分間ずっと自分のやりたいバスケができるわけではないので、そういう意味では試合の最後にバーンって自分の力を出せたのは本当に良かったんじゃないかなと思います。

リバウンドやスティールは自分がもっとレベルアップしないといけないところ

──6リバウンドと、ほかの部分でも貢献していた。

富永:はい、そこはアシスタントコーチとずっと話しているところですね。リバウンドやスティールなどは特に自分がもっともっとレベルアップしていかないといけないところでもあるので、6リバウンド取れたのはもちろん大きいですし、もっともっと積極的にリバウンドなどで貢献できたらと思っています。

──課題はアウェイで勝つことだと思うが、意気込みは?

富永:今、3試合ともアウェイで負けてるんですけど、負け続けると負けのムードや流れが続いてくるのでやっぱりちょっと難しくなるんですよ。だから、どこかでとにかく挽回して、まずはアウェイで1勝取らないとと思っています。


次戦、ネブラスカ大は日本時間1月24日(現地23日)にホームのネブラスカ州リンカーンのピナクルバンク・アリーナでオハイオステイト大と対戦する。