ミネソタ・ティンバーウルブズにとって、今季は夢のシーズンのようだ。62試合消化時点で、ウェスタン・カンファレンスのトップタイに位置している。
だが3月7日(日本時間8日)、そのウルブズに痛手となる知らせが届いた。カール・アンソニー・タウンズがひざの負傷で戦列を離脱することになったのだ。
今季は主力が健康だったウルブズには痛いだろう。ここまでは、5試合以上を欠場したスターターはひとりだけで、全員が50試合超に出場してきた。
タウンズが一角を担うウルブズのフロントコートは、2022-2023シーズンこそ不安定だったが、今季はうまくかみ合っている。ルディ・ゴベアが馴染み、再び年間最優秀守備選手の候補にあげられるほどとなった。タウンズは自己最高となる3ポイントショット成功率42.3%を記録している。
タウンズのケガは、少なくとも一時的に、ウルブズの勢いをそぐ恐れがある。
カール・アンソニー・タウンズのケガは?
『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、タウンズは左ひざ半月板の断裂と診断された。
この報道の前に、28歳のタウンズはすでに7日(同8日)のインディアナ・ペイサーズ戦を欠場することになっていた。ただ、当初は深刻なケガを負ったとは分かっていなかった。
9年目のビッグマンは力強いシーズンを過ごしてきたが、出場した直近4試合はいずれも20得点に達しておらず、ここ6試合はいずれもショットがシーズン平均を下回っていた。
カール・アンソニー・タウンズの復帰はいつ?
シャラニア記者によれば、タウンズは無期限の離脱だ。治療プランを決定する前に「セカンドオピニオンを集めている」という。
タウンズは必ずしも長期離脱になるとは限らない。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、「必要になるとして、どれだけの離脱期間を要するか」はまだ分かっていない。また、同記者はタウンズとウルブズが「負傷の程度と即座の行動が要求されるかを完全に理解しようと努めている」とも伝えた。
半月板断裂の治療に要する期間は、選手がどのような治療を受けるかによるところが大きい。フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードは、半月板断裂で1か月以上離脱している。だが、ウォジナロウスキー記者の報道は、タウンズの離脱期間も同じくらいになるとは限らないと示す。
ウルブズはペイサーズ戦からロード6連戦。そのうちの4試合が勝ち越しているチームとの対戦と、当面は厳しい日程だ。また、3月末には王者デンバー・ナゲッツとの2試合も控えている。
原文:How long is Karl-Anthony Towns out? Meniscus injury timeline, return date, latest updates on Timberwolves star(抄訳)
翻訳:坂東実藍