JJ・レディックがバックスで苦戦のドック・リバースHCに言及

2024-02-21
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(NBA Getty Images)

ドック・リバース・ヘッドコーチが就任してからも、ミルウォーキー・バックスはあまり良くなっていない。

開幕から43試合で30勝13敗とイースタン・カンファレンス2位の成績だったが、バックスはエイドリアン・グリフィン前HCを解任した。大型トレードでスーパースターのデイミアン・リラードを獲得し、MVP受賞2回のヤニス・アデトクンボとのコンビを結成させたバックスは、「優勝するかおしまいか」という状況だが、球団が望んでいたようにうまくいってはいない。

ヘッドコーチとして1年目で、一部の主力選手との問題が報じられていた指揮官を、NBAの歴史で最も偉大な15人のコーチにも選ばれた実績ある指導者に代えることで、バックスは違いとなることを信じていた。だが、そうはなっていない。

リバースHCが就任してから、バックスは3勝7敗という成績だ。この10試合で攻撃はNBAでワースト7位(リバース就任以前は2位)。守備は向上したが、何度かリードを失って敗れ、東地区の3位に転落している。

かつてリバースの下でプレイした選手のひとりであり、『ESPN』のアナリストを務めるJJ・レディックは、言い訳無用と話した。

 

JJ・レディックがバックスのドック・リバースHCに言及

バックスで最初の試合に臨む前から、リバースHCは報道陣に「(シーズン途中の就任は)これまでなかった。誰にも起きてほしくない。大変になるだろう」と話していた。

そしてオールスターブレイクを前に、負傷者に悩まされているメンフィス・グリズリーズを相手に手痛い黒星を喫すると、リバースHCは「ここにいた選手もいれば、カボ(メキシコのリゾート地)にいた選手たちもいた」と述べている。

また、オールスターウィークエンドで、リバースHCは報道陣に対し、オールスターブレイクが終わるまで就任したくなかったとも話した。

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「シーズンで最も厳しいロード遠征に向かおうとしている時に仕事を引き受けるのは、最も賢明な決断ではないだろう。私は『オールスターブレイクまで待てるか?』とまで言ったんだ。そのほうがずっと良かっただろう」

レディックは2月20日(日本時間21日)の『First Take』で、「近年の傾向を見てきた。それは常に言い訳だ」と述べている。

「確かにシーズン半ばでの就任は大変だ。だが、常に言い訳じゃないか。いつもチームをバスの下敷きにしている」

レディックは「彼らはグリズリーズに負けた。選手たちの責任という。グリズリーズはGリーグの選手や2ウェイ契約の選手たちもプレイしていた」と話した。

「あの人はいつも説明責任がない。決してないんだ」

最近バックスに加入したパトリック・ベバリーは、レディックのコメントをよく思わなかった。リバースは「(レディックの)キャリアを救った」と、指揮官を擁護している。

これに対し、レディックは「別のチームのスターターとして同額でプレイヤーオプションつきの4年契約というオファーがあった。『キャリアを救った』なんてとんでもない」と反論した。

バックスが2021年以来となるNBA優勝を果たさない限り、リバースHCは今季の残りで批判を浴びせられるかもしれない。

原文:JJ Redick sounds off on Bucks head coach Doc Rivers amid Milwaukee's struggles: 'It's always an excuse'(抄訳)
翻訳:坂東実藍