【バスケW杯】パリ五輪目指す日本のベネズエラ戦を予想|FIBAワールドカップ2023

2023-08-31
読了時間 約2分
(Reo Onishi)

日本はFIBAバスケットボールワールドカップ2023で2次ラウンドに進出できなかったかもしれない。だが、彼らにとって順位決定戦がどこよりも多くが懸かる舞台なのは確かだ。

2024年のパリオリンピック出場への望みをつないでいる日本は、その切符に近づくために、ベネズエラ、カーボベルデとの2試合で勝利を目指す。まずは8月31日のベネズエラ戦だ。

ホームのファンを前にして戦う日本は、ベネズエラを相手に有利と見られている。だが、そのとおりにいくだろうか。『スポーティングニュース』が日本対ベネズエラの試合を予想する。

日本対ベネズエラのオッズ

『BetMGM』によると、日本が10.5ポイント有利というオッズだ。

日本はフィンランドを下し、2次ラウンド進出の可能性も手にしたが、オーストラリアとの厳しい試合で敗れ、1次ラウンド敗退となった。

一方、ベネズエラは今大会でまだ白星をあげていない。スロベニア、カーボベルデ、ジョージアに敗れている。3試合で一桁点差だったのは、6点差で敗れたカーボベルデ戦だけだ。

  スプレッド トータルポイント マネーライン
日本 -10.5 (-110) o162.5 (-105) -500
ベネズエラ +10.5 (-110) u162.5 (-120) +360

日本対ベネズエラの予想

ピック:日本 -10.5

ユタ・ジャズのNBAオールスター選手、ラウリ・マルカネンを擁するフィンランドに勝利し、ヨーロッパ勢を相手に歴史的な初白星をあげた日本は、まだその快挙に沸いている。

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現在の日本は得点力のある選手たちを擁している。ジョシュ・ホーキンソン(平均23.3得点)、渡邊雄太(16.0得点)、河村勇輝(11.7得点)、富永啓生(10.0得点)が平均二桁得点を記録してきた。

チームとしては、1試合平均83.3得点。彼らに匹敵するだけの得点力は、ベネズエラ(73.0得点)にはないだろう。平均二桁得点の選手はひとりしかおらず、ここまでは接戦で踏みとどまることにも苦しんできた。

重要ポイント:2024年オリンピック出場権を目指す日本

日本は2次ラウンドに進めなかったからといって、パリオリンピック出場の望みがなくなったわけではない。アジア勢で唯一となる白星を1次ラウンドであげており、3敗したレバノン、フィリピン、中国、ヨルダン、イランに対して優位にある。

今大会でパリオリンピック出場権を獲得できるのは、アジアで1チームのみ。日本は順位決定戦で前述の5か国を上回らなければならない。

今後の2試合にオリンピック出場権が懸かる日本は、ベネズエラ戦で持てる力をすべて出すだろう。

日本の順位決定戦グループ

日本は順位決定戦でカーボベルデ、ベネズエラ、フィンランドとのグループOを戦う。

1次ラウンドの成績も持ち越されるため、現時点で日本はこのグループのトップタイ。2次ラウンドで対戦するのは、1次ラウンドで対戦していないベネズエラとカーボベルデの2チームだけだ。

グループOの現状は以下のとおりだ。

勝敗 勝ち点
日本 1勝2敗 4
カーボベルデ 1勝2敗 4
ベネズエラ 0勝3敗 3
フィンランド 0勝3敗 3

原文:Japan vs Venezuela odds, picks and prediction for 2023 FIBA Basketball World Cup game for Olympics qualifying(抄訳)