6月2日（現地1日）、コロラド州デンバーのボール・アリーナでNBAファイナル2023、マイアミ・ヒート対デンバー・ナゲッツの第1戦が行われ、初の大舞台で27得点、14アシスト、10リバウンドと大活躍したニコラ・ヨキッチを擁するナゲッツが104-93で先勝した。
ナゲッツはウェスタン・カンファレンスの第1シードとして、ミネソタ・ティンバーウルブズ、フェニックス・サンズ、ロサンゼルス・レイカーズを倒し、チーム史上初のNBA制覇を狙う。
対するヒートはイースタン・カンファレンスの第8シードとして、ミルウォーキー・バックス、ニューヨーク・ニックス、ボストン・セルティックスに勝利し、NBAファイナル進出を決めている。第8シードのチームがNBAファイナルに出場するのはNBA史上2度目のことだ。
序盤からインサイドのサイズ差を利用したナゲッツは、ペイント内を攻め続けて試合の主導権を早い段階で握った。
得点にアシストに積極的なプレイでヒートを牽引していたバム・アデバヨの活躍などもあり、追い上げられる場面などもあったものの、ナゲッツはヨキッチの圧倒的支配力で常に有利な形で試合を進めた。
ジミー・バトラーがいつものようなアグレッシブさを欠いていたこともあり、ヒートは試合を通してフリースロー試投がわずか2本。オープンでの3ポイントショットもなかなか決めることができず、その隙をついたナゲッツが初戦を制した。
初のファイナル戦で勝利したナゲッツは、ヨキッチのほかにジャマール・マレーが26得点、10アシスト、アーロン・ゴードンが16得点、6リバウンド、マイケル・ポーターJr.が14得点、12リバウンドをマーク。
今季のプレイオフで初めて敵地での初戦を落としたヒートはアデバヨが26得点、13リバウンド、5アシスト、ゲイブ・ビンセントが19得点、5アシスト、ヘイウッド・ハイスミスが18得点、バトラーが13得点、7リバウンド、7アシストを記録した。
第2戦は日本時間6月5日午前9時から、再びデンバーのボール・アリーナで開催される。
NBAファイナル第1戦 最終スコア・試合経過・ハイライト
ヒート (0勝1敗) 93-104 ナゲッツ (1勝0敗)
| Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | 合計 | |
| ヒート | 20 | 22 | 21 | 30 | 93 |
| ナゲッツ | 29 | 30 | 25 | 20 | 104 |
| ボックススコア｜配信 | |||||
※時刻は日本時間表記
11:42 - 最後にようやくヒートの3Pが決まり始めたものの、ナゲッツはヨキッチが安定した活躍を見せ続け、相手の流れを断ち切った。ヨキッチは27得点、14アシスト、10リバウンドの大活躍でナゲッツが球団史上初のファイナル戦を勝利。シリーズを1勝0敗とリードした。
11:39 - 試合残り1分42秒でヨキッチがリバウンドを獲得し、ファイナルデビューでトリプルダブルを達成。さらにアデバヨから4ファウル目を誘い、フリースローを2本とも決めてナゲッツのリードを広げる。
11:37 - ヨキッチ不在の時間に点差を詰め始めたヒート。ヨキッチが戻ってからも、彼のディフェンスでの位置を見ながら中と外を上手く使って得点を重ねるヒート。ハイスミスのコーナー3Pで9点差まで追い上げる。
11:26 - ナゲッツが再びインサイドを攻め立て、リードを16点差に戻す。ナゲッツが90-74とリードし、ヒートがタイムアウトを要求。
11:23 - タイムアウト明けにもカイル・ラウリーが3Pを決めて10点差に！MIA 74-84 DEN
11:18 - 開始からヒートが第3Q終わりから続く連続11得点でリードを13点差まで削る。MIA 71-84 DEN
△第4クォーター
11:12 - 21点リードで試合は最終クォーターへ。ヒートのFG成功率35.5％に対して、ナゲッツは55.9％。ヨキッチはFG試投わずか5本で試合を支配している。MIA 63-84 DEN
11:05 - アデバヨの積極性はヒートにとって良い効果が出ているものの、それだけでは厳しい。全体的にヒート選手たちのジャンプショットがショート気味なので、これが疲れの影響なのか、デンバーの標高にまだ慣れていない影響なのか。
11:03 - ブルース・ブラウンの3Pでこの日最大となる19点のリードに。ヒートがタイムアウト。MIA 60-79 DEN
10:54 - 一時は10点差まで追い上げられたものの、マレーの3Pプレイなどでナゲッツが再びリードを広げ始める。
10:46 - 後半開始からアデバヨが積極的に得点を重ねる。
△第3クォーター
ヒート
- バム・アデバヨ 16得点、4リバウンド
- ジミー・バトラー 7得点、5リバウンド
- ゲイブ・ビンセント 8得点、3アシスト
ナゲッツ
- ニコラ・ヨキッチ 10得点、10アシスト、0ターンオーバー
- ジャマール・マレー 18得点、4リバウンド、4アシスト
- アーロン・ゴードン 14得点、5リバウンド
△ハーフタイム
10:29 - ナゲッツがここまで最大となる17点差のリードで前半終了。ヨキッチがすでに得点とアシストでダブルダブルを達成。圧倒的サイズ差とヨキッチという存在に対して、ヒートが後半どう対応してくるのかに注目。MIA 42-59 DEN
10:27 - ヨキッチが10アシストに到達。
10:21 - 前半残り3分21秒でヒートがタイムアウト。3Pを作るところまではできているヒートだが、ここまで13本中3本成功と当たらず。ヨキッチを中心としたオフェンスがナゲッツがリードをここまでで最大の13点まで広げる。MIA 37-50 DEN
10:10 - ヨキッチがベンチに下がったタイミングでヒートはゾーンディフェンスを発動。しかしナゲッツはジャマール・マレーの3PやMPJのオフェンシブリバウンドの飛び込みなどでしっかりと対応。
△第2クォーター
10:01 - 最後にヨキッチが初FGを決めて第1Q終了。ナゲッツは長い休みからのサビ付きの影響を感じさせない好スタート。アーロン・ゴードンがサイズを使ってインサイドを圧倒し、12得点の活躍。MIA 20-29 DEN
9:54 - ナゲッツがタイムアウト。ヨキッチは1本もFG試投がないものの、6アシストとナゲッツのオフェンスを組み立て続けている。サイズ差に苦しむヒートは、バム・アデバヨが8得点、ジミーが7得点とここまで好調。残り1分59秒 MIA 20-27 DEN
9:51 - ヒートはマイケル・ポーターJr.相手にドリブルを仕掛けるものの、抜かれてからもブロックを繰り出すなど、ナゲッツがサイズがここまで大きな差となっている。
9:45 - 第1Q残り6分34秒でヒートがタイムアウト。ヒートがジャンプショット中心に組み立て流のに対して、ナゲッツはペイント内を積極的に攻めて試合をリード。アーロン・ゴードンが早くも8得点。 MIA 9-14 DEN
9:40 - ヒートの初得点はオフェンシブリバウンドを獲得したジミー・バトラーのベースラインジャンパー。
9:39 - NBAファイナル2023最初の得点はジャマール・マレー！
9:39 - ティップオフ！
△第1クォーター
9:21 - 試合前にアップするナゲッツ選手たち。
9:13 - ヒートの先発メンバーはセルティックスとの第7戦で起用したラインナップ。
9:10 - ナゲッツの先発メンバー。
9:00 - ユニフォームもファイナル仕様。
8:50 - 会場入りする選手たち。
△ティップオフ前
※以下、試合前時点の情報
ヒート対ナゲッツ NBAファイナル第1戦 試合情報
ヒート：東地区第8シード
ナゲッツ：東地区第1シード
会場：ボール・アリーナ（コロラド州デンバー）
日時：2023年6月2日午前9:30（日本時間）
配信：NBA Rakuten