5月29日（日本時間30日）、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われたイースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦、マイアミ・ヒート対ボストン・セルティックスの一戦は、103-84でヒートが勝利し、シリーズ4勝3敗としてNBAファイナル進出を決めた。
ヒートは第1クォーターから14-4のランで主導権を握ると、7点リードで迎えた第2Q立ち上がりから16-6のラン。二桁点差でハーフタイムに突入する。
第3Qに7点差までにじり寄られたヒートだが、第4Q開始から連続7得点。リードを17点に広げると、そのまま最大23点差をつけて快勝し、ここ4シーズンで2回目となるNBAファイナル進出を果たした。
第8シードからのNBAファイナル進出は、1999年のニューヨーク・ニックス以来、NBA史上2チーム目。一方、過去に例がない0勝3敗からのシリーズ逆転勝利はまたも実現しなかった。
ヒート（4勝3敗）はジミー・バトラーが28得点、7リバウンド、6アシスト、3スティール、ケイレブ・マーティンが26得点、10リバウンド、バム・アデバヨが12得点、10リバウンド、7アシスト、ゲイブ・ビンセントとダンカン・ロビンソンが各10得点を記録している。
東地区決勝MVPに選出されたバトラーは、「グループとして団結した。チームとして、勝ち進むこと、ロードで厳しい試合を乗り越えることについて話したんだ」と述べた。
「でも、僕らは満足していない。興奮している。幸せだ。でも、まだあとひとつ残っている」
エリック・スポールストラ・ヘッドコーチは「本当に望むことのために苦しまなければいけない時もある」と話している。
「このグループは不屈の精神を見せた。避けられない落ち込みや失敗があっても、粘り強く自分たちを奮い立たせ、集団としてのスピリットを持ち、自分たちが望むことを達成するまで前進を続けた」
一方、セルティックス（3勝4敗）はジェイレン・ブラウンが3ポイントショット9本中1本成功を含むフィールドゴール23本中8本成功の19得点、8リバウンド、5アシスト、8ターンオーバー。そのほか、デリック・ホワイトが18得点、開始直後のプレイで足首を痛めながら41分36秒間出場したジェイソン・テイタムが14得点、11リバウンドをマークした。
ジョー・マズーラHCは「0勝3敗になった時は、自分たちをどう定めてほしいかが問題だった」と述べている。
「ここまで来て、選手たちは大変な気質を示したと思う」
ブラウンは「僕らは失敗した。僕も失敗した。街を落胆させてしまった」と話した。
「今季はどんな状況でも、僕たちはここまで上り詰めた。ここまで来たんだ。でも、及ばなかった」
NBAファイナル第1戦は6月1日（同2日）、コロラド州デンバーのボール・アリーナで行われる。
ヒート対セルティックス第7戦 試合情報
ヒート：第8シード／（3勝3敗）
セルティックス：第2シード／（3勝3敗）
会場：TDガーデン（マサチューセッツ州ボストン）
日時：2023年5月30日午前9:30（日本時間）
配信：NBA Rakuten