NBAオールスター選出6回でかつて新人王に輝いたブレイク・グリフィンが引退を表明した。
グリフィンはNBAで14シーズンを戦い、オールNBAチーム選出5回。「ロブ・シティ」で知られた2010年代のロサンゼルス・クリッパーズで活躍した。
ソーシャルメディアでの投稿で、グリフィンは「自分が『バスケットボールへの手紙』で引退を発表するとは想像していませんでした。それは変わりません。でも、自分のキャリアを振り返って何度も感じ、表現したいと思ったのは、感謝の気持ちです」と述べている。
グリフィンがNBAで最後にプレイしたのは2022-2023シーズン。ボストン・セルティックスで41試合に出場し、平均4.1得点、3.8リバウンド、1.5アシストを記録した。通算では平均19得点、8リバウンド、4アシストをマークしている。
NBAドラフト2009で全体1位指名されたグリフィンは、ひざのケガで2009-2010シーズンを全休。翌シーズンに平均22.5得点、12.1リバウンド、3.8アシストを記録し、新人王に選ばれた。満場一致での選出は、1989-1990シーズンのデイビッド・ロビンソン以来のことだった。
2010-2011シーズン、グリフィンはオールスターに選出され、スラムダンクコンテストでは車を跳び越えるダンクを披露して優勝。2013-2014シーズンにはMVP投票でケビン・デュラント、レブロン・ジェームズに続く3位となった。
NBAキャリアの大半を過ごしたクリッパーズには、2010年からデトロイト・ピストンズに移籍した2018年まで在籍。クリッパーズでは平均21.6得点、9.3リバウンド、4.2アシストを記録し、オールNBAセカンドチームに3回(2012~14年)、オールNBAサードチームに1回(2015年)、それぞれ選出されている。2019年にはピストンズでもオールNBAサードチームに選ばれた。
3シーズンに満たずにピストンズでウェイブ(保有権放棄)となったグリフィンは、2021年にブルックリン・ネッツと契約。1シーズン半を過ごし、その後セルティックスと契約した。
グリフィンはクリッパーズで歴代2位の1万863得点を記録。出場試合、アシスト、スティール、リバウンド、フィールドゴール成功、フリースロー成功で球団の歴代トップ10入りを果たしている。
原文:Former All-Star, Rookie of Year winner Blake Griffin announces retirement(抄訳)
翻訳:坂東実藍