セルティックスのジェイレン・ブラウンが東決勝MVPに ラリー・バード・トロフィーを獲得

2024-05-28
読了時間 約3分
(NBA Entertainment)

ボストン・セルティックスがここ3年で2回目となるNBAファイナル進出を果たした。

セルティックスは5月27日(日本時間28日)、イースタン・カンファレンス・ファイナル第4戦でインディアナ・ペイサーズに勝利した。ポストシーズンの戦績は12勝2敗だ。

スウィープ(4勝0敗)でファイナルに駒を進めたセルティックスだが、楽に勝ち上がったわけではない。4試合のうち3試合は、終盤でペイサーズにリードされながら制している。

NBAはイースタン・カンファレンス・ファイナルのMVPにラリー・バード・トロフィーを授与した。

イースタン・カンファレンス・ファイナルMVPを受賞した選手は?

2024年のイースタン・カンファレンス・ファイナルMVPに選ばれ、ラリー・バード・トロフィーを獲得したのは、ジェイレン・ブラウンだ。

ジェイソン・テイタムに続くチームの2番手と見なされてきたブラウンだが、東地区決勝ではチームメイトを上回るパフォーマンスと評価された。9票のうち5票を獲得している。テイタムは4票だった。

テイタムは2022年にイースタン・カンファレンス・ファイナルMVPを受賞しており、セルティックスの2人のスターがそれぞれ分け合ったかたちだ。

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ジェイレン・ブラウンとジェイソン・テイタムの東地区決勝のスタッツ

ラリー・バード・トロフィーを手にしたのはブラウンだが、議論がなかったわけではない。テイタムのほうが良いスタッツだったという見方もある。

  得点 リバウンド アシスト スティール ブロック フィールドゴール成功率 3ポイントショット成功率 フリースロー成功率
ジェイソン・テイタム 30.3 10.3 6.3 1.3 0.5 46.3% 30.6% 78.6%
ジェイレン・ブラウン 29.8 5.0 3.0 2.0 0.8 51.7% 37.0% 65.5%

なぜ東地区決勝MVPは「ラリー・バード・トロフィー」と呼ばれるのか?

以前からNBAファイナルMVPはあったが、リーグは東西両カンファレンスのファイナルにおけるベストプレイヤーも表彰するようになった。

NBAファイナルMVPにビル・ラッセルの名が冠されているように、東西のカンファレンス・ファイナルMVPには、ラリー・バードとマジック・ジョンソンの名がつけられている。

ラリー・バード・トロフィーは、殿堂入りしているセルティックスのレジェンドであるバードをたたえ、イースタン・カンファレンス・ファイナルMVPの選手に贈られる。バードはセルティックスでの13年のキャリアでNBAファイナルを5回戦い、3回の優勝を果たした。

一方、マジック・ジョンソンはロサンゼルス・レイカーズでの13シーズンでNBAファイナル進出9回。優勝5回を達成している。そのジョンソンの名を冠したトロフィーが、西地区決勝MVPに贈られるのだ。

ラリー・バード・トロフィーの歴代受賞者

ラリー・バード・トロフィーが贈られるようになったのは2022年だ。そのため、まだ表彰された選手は少ない。そのうち2人がセルティックスの選手だ。

選手 チーム
ジェイソン・テイタム ボストン・セルティックス 2022
ジミー・バトラー マイアミ・ヒート 2023
ジェイレン・ブラウン ボストン・セルティックス 2024

原文:Who won Eastern Conference Finals MVP? Celtics' Jaylen Brown edges Jayson Tatum for Larry Bird Trophy(抄訳)
翻訳:坂東実藍