3月27日(日本時間28日)にオーランド・マジックと対戦したゴールデンステイト・ウォリアーズは、プレイイン・トーナメント出場を競うウェスタン・カンファレンスの10位ヒューストン・ロケッツに1ゲーム差という状況で試合に臨んだ。
結果は101-93でウォリアーズが勝利を収めた。だが、彼らは試合の大半をドレイモンド・グリーン抜きで戦わなければならなかった。開始4分弱で退場となったからだ。
グリーンは第1クォーター残り8分24秒、ファウルの判定に抗議し、二度のテクニカルファウルによって退場となった。
グリーンはなぜ退場になったのか。チームメイトのステフィン・カリーやスティーブ・カー・ヘッドコーチはどのように反応したのか。『スポーティングニュース』がまとめる。
ドレイモンド・グリーンが開始4分で退場
マジック戦でグリーンがプレイしたのは4分に満たなかった。
第1Q残り8分24秒、マジックのパオロ・バンケロによるリムへのアタックに対応したウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズがファウルの笛を吹かれる。
自分が守っていたのではないが、グリーンは判定に抗議して審判に詰め寄る。すぐにテクニカルファウルの笛が吹かれ、カリーやクリス・ポールがグリーンと審判の間に入った。
しかし、グリーンは止まらない。ベンチに向かいながら審判に向かって叫び続ける。そしてレイ・アコスタ審判が2回目のテクニカルファウルをコールし、グリーンは退場となった。
ドレイモンド・グリーン退場へのステフィン・カリーの反応
グリーンが冷静を欠いて退場を命じられたのを受け、カリーは明らかに怒った様子だった。
ウォリアーズは左ひざの痛みで先発フォワードのジョナサン・クミンガが欠場していた。そこにグリーンも不在となり、重要なディフェンダーを2人失ったかたちだ。
だが試合後、カリーはロッカールームに向かう際、グリーンと抱擁をかわしている。
一方、カーHCは試合後、グリーンの退場を「あまりにひどい」「不運」と表現した。だが、審判の決定に文句を言うことはなく、「それに値した」と述べている。
指揮官は最近、シーズンを通じてのグリーンの成長を誇ると話していた。今回の退場でそれが損なわれることはないという。
今季のドレイモンド・グリーンの退場
グリーンはこれが今季9回目と10回目のテクニカルファウルだった。今季のリーグで9位タイの多さだ。また、退場は今季4回目でリーグトップとなる。
グリーンが第1Qで退場になったのは今季2回目。前回は11月のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でルディ・ゴベアにヘッドロックをして退場となった。
12月にはフェニックス・サンズ戦でユスフ・ヌルキッチを叩き、無期限の出場停止処分を科された。処分は最終的に12試合にわたっている。
グリーンの退場は通算で21回目。リーグ歴代2番目の多さとなる。最多はラシード・ウォーレスの29回だ。
原文:Draymond Green ejected vs. Magic: Warriors forward picks up two technical fouls in first four minutes(抄訳)
翻訳:坂東実藍