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ニコラ・ヨキッチに苦しんだドレイモンド・グリーン 「笑うしかない」

2024-02-27
読了時間 約3分
(NBA Entertainment)

デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチをうまく守ることができる選手は多くない。ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンも例外ではない。

NBA年間最優秀守備選手賞の受賞経験者であり、6フィート6インチ(約198センチ)、230ポンド(約104キロ)というサイズのグリーンは、2月25日(日本時間26日)のナゲッツ戦で、ウォリアーズの先発センターに起用された。

ウォリアーズが103-119で敗れた一戦で、グリーンは27分間出場。MVP受賞2回のヨキッチを相手に苦しんだことについて、自身のポッドキャスト『The Draymond Green Show』で話している。

グリーンは「今夜の彼は32得点、16リバウンド、16アシストだ。完全にやられたよ」と述べた。

「彼とは良いマッチアップをしてきた。少し苦しめた試合もあった。だが、今夜は完全にやられたよ。まったく答えが出せなかった。笑うしかないよ。笑うか泣くかしかないからね」

ヨキッチが30得点&15リバウンド&15アシスト超を達成したのは、通算で3回目だ。NBAの歴史ではオスカー・ロバートソン(11)に次ぐ数字である。そして139回目のトリプルダブル達成で、レブロン・ジェームズを抜いてNBA史上4位となった。

ここ3試合のヨキッチは平均27.3得点、16.7リバウンド、15アシスト、2.3スティール、フィールドゴール成功率68.6%を記録している。ナゲッツは3試合とも勝利した。

6フィート11インチ(約211センチ)、284ポンド(約129キロ)のヨキッチについて、グリーンは「素晴らしい調子だ」と話している。

「みんなフロアを走る彼を見るべきだ。走る彼に追いつくために、何度か少しスイッチを入れなければいけなかった。でも、彼はいってしまうんだ。疲れていないみたいだった」

ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは、56試合のうち36試合でスターターだったケボン・ルーニーではなく、グリーンをセンターに起用した。だが、ヨキッチを抑えるのにルーニーやトレイス・ジャクソン・デイビスは重要になるとも述べている。

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次にウォリアーズがナゲッツと対戦するのは?

ナゲッツは今季のウォリアーズ戦4試合すべてで勝利した。もう両チームがレギュラーシーズンで対戦することはない。

彼らが再び対戦することがあるとすれば、プレイオフの舞台だ。

ナゲッツは39勝19敗でウェスタン・カンファレンスの3位。一方、ウォリアーズは29勝27敗でプレイイン・トーナメント出場ラインの10位につけている。

もしもウォリアーズとナゲッツがプレイオフで対戦することになれば、2022年のファーストラウンド以来となる。この時はウォリアーズが4勝1敗でシリーズを制したが、ナゲッツはジャマール・マレーとマイケル・ポーターJr.を欠いていた。

今季のレギュラーシーズンではナゲッツにスウィープ(全勝)されたウォリアーズだが、グリーンはプレイオフで対戦することになれば、調整して勝つことができるとの自信を見せている。

グリーンは「次に彼らと対戦する時は、プレイオフになるだろう」と話した。

「その時は『これをやったけど全部ダメだったよな、だから今回はこういうことをしてみよう』という感じになる。偉大な選手たちが相手なら、常に向上するものだからだ」

グリーンがヨキッチと対戦したのは、2022-2023シーズン以来だった。「彼と対戦する名誉を常に楽しんでいる」と、ヨキッチや才能ある選手との勝負は好きだとし、自分を向上させるのに役立つと述べている。

「とてもリスペクトしている選手だ。偉大な選手たちと対戦し、自分がどれだけやれるかを見るのを楽しまなければいけない。そこから学ぶんだ」

原文:Draymond Green laughs about defending Nikola Jokic: 'I had absolutely no answers'(抄訳)
翻訳:坂東実藍