サボニスがキングスの新シーズンやインシーズン・トーナメントを語る 「きっと楽しくなる」

2023-08-18
読了時間 約2分
(NBA Getty Images)

ドマンタス・サボニス、ディアロン・フォックスという2人のオールスター選手を擁するサクラメント・キングスの躍進は、2022-2023シーズンのNBAで最も喜ばしいサプライズのひとつだった。

サボニスにとってキングスで初のフルシーズンとなった昨季、チームは17年ぶりとなるプレイオフ進出を達成。周囲の予想を裏切って48勝34敗という成績を収め、ウェスタン・カンファレンスの第3シードを獲得した。

プレイオフではファーストラウンドでゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れたが、サボニスは昨季の印象が続いていくと感じているようだ。サボニスは『スポーティングニュース』で「誰だって毎年プレイオフを戦いたい。みんな勝ちたいんだ」と話した。

「サクラメントみたいな特別な街でそれができれば…街全体が熱狂していたよ。試合が終わる前には『light the beam』のチャントを歌っていた。アリーナの外の様子は動画で見てのとおりだ」

「あのプレイオフ初戦は、僕がやってきた中で最も声援が大きかった試合だった。コーチの指示が聞こえなかったくらいだ。ずっと忘れない思い出さ」

(NBA Getty Images)

オールスター選出3回のサボニスは、昨季のことを一度だけの奇跡にはしたくないと考えている。昨季のような成功に続くプレッシャーを覚悟しつつ、キングスは新たな目標に向かうと述べた。

サボニスは「これまでで最も大変なシーズンになるはずだ。昨季は期待されていなかった」と話している。

「僕らは(昨季の)第3シードだ。みんな僕たちに立ち向かってくるだろう。簡単にはいかないはずだ。精神的に強くならなければいけない。とにかく雑音に煩わされず、自分たちらしくあろうとしなければならない。守備をさらに向上させ、攻撃でも力を加えていき、相手チームが対応できないようにするんだ。すごく楽しくなるだろうね」

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新シーズンのNBAでは新たにインシーズン・トーナメントが行われる。ファンやメディアの間で賛否両論あるインシーズン・トーナメントだが、サボニスはレギュラーシーズン中に新たなタイトルを目指す機会を楽しみにしているようだ。

サボニスは「すごく興奮しているよ。3、4年前からシーズン中に話してきたけど、ついに実現したね」と話した。

「何かを勝ち取るためのまた別の機会になる。国際的にはシーズン中のこういうカップ戦は重要だ。何かしらの意味を持ち、歴史的なことが起きる。大切なんだ」

「今は乗り気じゃなくても、最初の王者が決まったら、みんなが『来年は自分が勝ちたい』と思うようになるんじゃないかな。きっと良くなっていくばかりのはずだ」

父親がユーロリーグでプレイするのを見て育ち、自身はゴンザガ大学でマーチ・マッドネスを経験したサボニスは、中立地でトロフィーを競うインシーズン・トーナメントをユーロリーグやNCAAトーナメントのファイナルフォーと比較している。

サボニスは「ラスベガスという素晴らしい場所での開催だ。ユーロリーグや大学のファイナルフォーみたいだね」と話した。

「想像してみてくれ。ベガスでの試合で、アリーナの半分はキングスの紫色、もう半分は別のチームの色に分かれるんだよ。NBAのチームが経験するファイナルフォーのような環境だ。素晴らしいものになるんじゃないかな。本当に楽しくなるはずさ」

「見る人も大勢いるだろう。選手たちに受け入れられ、みんなが本気で競うようになるといいね」

原文:Kings' Domantas Sabonis talks excitement for In-Season Tournament, why Sacramento deserves more national TV games(抄訳)