NBAファイナル2024第1戦はワンサイドゲームだった。だが、第2戦は終盤までもつれ込む展開となった。
第4クォーターに最大14点のビハインドを背負ったダラス・マーベリックスだが、残り1分15秒で5点差まで追い上げた。さらにボストン・セルティックスの攻撃を止め、速攻から絶好のチャンスを迎える。しかし、その好機はすぐに吹き飛んでしまった。PJ・ワシントンがデリック・ホワイトのブロックに阻まれたからだ。
このプレイはすぐに話題となった。試合で最も重要な場面のひとつで何が起きたのか。何が話題となったのかをまとめる。
デリック・ホワイトがPJ・ワシントンをブロック
試合残り1分を切って、マーベリックスはデリック・ジョーンズJr.がジェイソン・テイタムをブロックし、速攻のチャンスにつなげた。
カイリー・アービングが速攻をけん引し、ワシントンにバウンスパス。これを受けたワシントンは、セルティックスの選手たちを半歩先んじていた。しかし、すぐに詰めてきたホワイトにチェイスダウンブロックされる。
ワシントンはホワイトだけではなく、ジェイレン・ブラウンからもプレッシャーを受けていた。ホワイトがいなければ、ブラウンが阻めたかもしれない。
しかし、ワシントンがバスケットに向かって跳んだ際、ブラウンからコンタクトがあった。この接触が疑問視されたのだ。
ジェイレン・ブラウンはPJ・ワシントンにファウルしたのか?
ワシントンがダンクを狙った際、ブラウンは左手を使ってワシントンを後方から押したように見える。
『ABC』がリプレイを放送した際、アナウンサーのマイク・ブリーンは「素晴らしいブロックだったというだけでなく、ファウルのコールがあるべきだった」と口にした。
「このワシントンのプレイではブラウンが後方から押している。どちらもブロックしたが、ファウルコールがあるべきだった」
試合後、マーベリックスのジェイソン・キッド・ヘッドコーチは「ファウルのようだったというのが私の解釈だ。だが、コールされなかった。だからファウルじゃなかったんだ」と話している。
原文:Did Jaylen Brown foul P.J. Washington? Inside non-call on Derrick White block at end of Mavericks-Celtics Game 2(抄訳)
翻訳:坂東実藍