バスケ日本代表について独代表のシュルーダー「すごく速くてガードするのが大変だった」

2024-02-22
読了時間 約2分
(NBAE via Getty Images)

「ファンがとてもフレンドリーで、いつも待っていて応援してくれたんだ。最高だったよ」

昨年の夏にFIBAバスケットボールワールドカップ2023で日本を訪れたドイツ代表のデニス・シュルーダーは、日本滞在の感想を尋ねると笑顔でそう答えた。

これまで、オーストラリア代表のジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)、パティ・ミルズ(アトランタ・ホークス)、マティース・サイブル(ポートランド・トレイルブレーザーズ)に日本を訪れたときのことを聞いているが、彼らが口を揃えるのは、日本のファンの優しさや応援の素晴らしさ、そしてファンへの感謝の気持ちだ。それはシュルーダーも同じだった。

「とにかく人々がすごく敬意を払ってくれて、たくさん応援してくれて、夜中の2時だろうが、朝の6時だろうが、いつも待っていてくれた。そのことに僕らは本当に感謝しているんだ」

シュルーダーは家族と一緒に沖縄を満喫したようで、「街も素晴らしかったし、食事も最高だった。寿司や和牛を食べたんだ。とても楽しかったよ」と話している。

初戦のビッグゲームでアリーナの雰囲気がすごかったのを覚えている

シュルーダーが単独インタビューに応じたのは、2月9日(現地時8日)のトレードデッドラインでトロント・ラプターズからブルックリン・ネッツに移籍する直前の5日(同6日)、オクラホマシティ・サンダー戦後のことだ。

日本とドイツが顔を合わせたグループフェーズ初戦(8月25日)からはすでに5か月経っていたが、シュルーダーは当時のことを丁寧に振り返ってくれた。

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「日本と対戦したのは初戦だったからビッグゲームだったと思う。アリーナの雰囲気がすごかったのを覚えている」

「(日本代表チームは)みんな本当にすごく速くて、ペイントに切り込んで来るのをガードするのがすごく大変だったんだ。みんなが正しいプレイをしていて、常にフリーになっている選手にパスを出して、3ポイントショットを打ってきた。タフだったけど勝てて良かったよ」

全体的に素晴らしいチームだった

ドイツの高さと固い守備を前に日本は3ポイントショットを決めきれず(35本中6本成功)、インサイドでの得点を強いられることが多かった。やっと日本らしいプレイができたのは最終クォーターに入ってからだったが、その日本の粘り強いプレイはシュルーダーの印象に残っていたようだ。

なかでも特に記憶に残った選手がいるかと尋ねると、少し考えてから「確か小柄なポイントガードがいたと思うけど」と切り出した。

「彼は本当に器用で、リムまで行ってフィニッシュするスピードが速くてちょっと驚いたね。それから、(ジョシュ)ホーキンソンもビッグマンとしてチームをすごく助けていた」

そして最後にこう締め括っている。

「でも全体的に素晴らしいチームだったよ」


バスケ日本代表チームは新たな布陣で日本時間2月22日(木)と25日(日)、FIBAアジアカップ2025出場権をかけた予選に臨む予定だ。