ウェスタン・カンファレンスで13位に終わったポートランド・トレイルブレイザーズでは、デイミアン・リラードが岐路にあると考えている。
リラードの球団へのコミットメントは誰も疑うことのできないものだ。オールスターガードはポートランドで優勝したいという希望を繰り返してきた。だがリラードは、来季タイトルを競うためにチームが自分の周囲に適切なチームをつくるのかを知りたいと話している。
4月12日(日本時間13日)、『ESPN』のスティーブン・A・スミス記者の番組『Stephen A's World』で、リラードはブレイザーズがオフシーズンにタイトルを競えるチームをつくるか見たいと述べた。
リラードは「脅しじゃない。追い詰めるつもりはない」と話している。
「それができないなら、そういう重要なことができないのなら、そのレベルで競うチャンスはないと言っているだけだ」
「決めなきゃいけないのは僕だけじゃない。球団も同じだと思う。『若いメンバーでいくのか、それとも何かを成し遂げるのか』というところだからだ。そのどちらかに完全に舵を切ることにまだどっちつかずのような状態だと思う。僕はとにかく、今の僕らは全員が勝利を望むところにあると思っている。彼らは僕がその機会にふさわしいと信じている」
ドラフトで自分を指名した球団に、リラードは11年のNBAキャリアすべてを注いできた。その間、ブレイザーズがウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだのは1回だけだ。
平均32.2得点、7.3アシスト、4.8リバウンドと、今季もリラードはオールNBAチーム選出にふさわしいプレイを見せてきた。だが、ブレイザーズは33勝49敗とプレイイン・トーナメント出場ラインに7ゲーム差の西地区13位に終わっている。
オフシーズンにドラフトロッタリーの行方を見守ることとなったブレイザーズは、ビクター・ウェンバンヤマ獲得の可能性も視野に入れつつ、この夏に大きな決断を下さなければならない。
全体1位指名権を得られなければ、彼らはその決断をほとんど下しているようなものだ。『The Athletic』のジェイソン・クイック記者は、全体1位指名権でない限り、ブレイザーズはロッタリーピックをトレードするだろうと報じている。
原文:Damian Lillard hints at potential Trail Blazers exit: 'I have a decision to make'(抄訳)