チャールズ・バークリーは常にNBAの後輩選手たちにアドバイスする。それは常に優しい言葉とは限らない。
だが、ザイオン・ウィリアムソンには前向きな言葉をかけた。ニューオーリンズ・ペリカンズのスーパースターの助けになりたいと話している。
現在のウィリアムソンと同じように、キャリアを通じてオーバーウェイトを批判されたバークリーは、体型を崩してはケガをし続けるだけだと述べた。
2019年にドラフト指名されて以降、ウィリアムソンが出場したのは308試合のうち114試合。今季も1月2日(日本時間3日)にハムストリングを負傷し、最終的に2022-2023シーズンの残りをすべて欠場することになった。
バークリーはアーニー・ジョンソンのポッドキャスト『The Steam Room』で、「体型を崩していたら、決して健康にはならない」と話している。
「バスケットボールをやるには大きすぎるんだ。勘違いしてほしくはない。これはポジティブな批判だよ。偉大なバスケットボール選手になってほしいんだ。私も経験した。とても才能があるが、オーバーウェイトなんだ」
ウィリアムソンは6フィート6インチ(約198センチ)で284ポンド(約129キロ)となっている。
バークリーは、自分にとっての故モーゼス・マローンのようになりたいという。マローンから体重を落とし、バスケットボールのための体型になるように鼓舞されたことをバークリーはよく話している。
バークリーは「言わせてくれ」と述べた。
「私はNBAで食べすぎたり、体調管理をしっかりできなかった選手をたくさん見てきた。そしてそれはあっという間に起こり得るんだ。一度ケガをし始めると、ケガが続くんだよ。そして才能を失ってしまう」
2019年のNBAドラフトで全体1位指名されたデューク大学出身のウィリアムソンは、2022-2023シーズンを前にペリカンズと延長契約を結んだ。ペリカンズは有望な主軸のいるチームだが、発展の鍵となるのはウィリアムソンだ。
バークリーは殿堂入りしたほどのキャリアを築いた人物だ。その人物が、ウィリアムソンには才能があると考えている。だが、それを証明するためには、コートに立ち続ける必要があるということだ。
原文:Charles Barkley offers Zion Williamson advice on weight: 'I've been in your shoes'(抄訳)