テイタム、エンビード、ブラウン、ハーデン…セルティックスと76ersのスターたちの第7戦成績|NBAプレイオフ2023

2023-05-13
読了時間 約4分
(NBA Getty Images)

イースタン・カンファレンス・セミファイナルは、ボストン・セルティックスがロードでの第6戦でフィラデルフィア・76ersに勝利し、ホームでの第7戦に持ち込んだ。セルティックスと76ersほど、第7戦で対戦した経験が多いチームはない。これまでの8試合の第7戦では、セルティックスが76ersに6勝2敗という成績を残している。

NBAプレイオフにおいて、第7戦以上の舞台はない。だが、両チームのスーパースターたちはそのスポットライトを浴びることに慣れている。

ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのコンビは、これまでの第7戦で4勝1敗という成績だ。ジョエル・エンビードとジェームズ・ハーデンが第7戦で一緒にプレイしたことはないが、それぞれは第7戦での経験を持つ。

5月14日(日本時間15日)、セルティックスと76ersは第7戦に臨む。その前に、両チームのスター選手たちがこれまでの第7戦でどのようなパフォーマンスだったかを振り返ろう。

(NBA Getty Images)

ジェイソン・テイタムの第7戦のスタッツ

成績: 4勝1敗

平均スタッツ: 24.4得点、8.2リバウンド、5.4アシスト、1.0ブロック、3.4ターンオーバー、FG成功率44.6%、3P成功率47.1%、FT成功率82.8%

テイタムはルーキーシーズンに2度の第7戦を経験している。自身にとって初のプレイオフシリーズだったヤニス・アデトクンボ擁するミルウォーキー・バックスとのファーストラウンドと、レブロン・ジェームズが在籍していたクリーブランド・キャバリアーズとの東地区決勝だ。

初の第7戦では20得点、6リバウンド、5アシストを記録してバックスに勝利した。キャバリアーズとの第7戦では24得点、7リバウンドをマークし、ジェームズ相手にポスターダンクを披露したが、本拠地TDガーデンでの一戦を落としている。

だが、その2018年のキャバリアーズ戦以降、テイタムは第7戦で負けていない。

NBAプレイオフ2020では、トロント・ラプターズとの第7戦で29得点、12リバウンド、7アシストを記録して勝利した。

NBAプレイオフ2022ではバックスとのカンファレンス・セミファイナル、マイアミ・ヒートとのカンファレンス・ファイナルでセルティックスを勝利に導き、球団にとって2010年以来となるNBAファイナル進出に貢献している。

ジェイレン・ブラウンの第7戦のスタッツ

成績: 5勝1敗

平均スタッツ: 14.7得点、5.3リバウンド、1.7アシスト、1.5スティール、1.7ターンオーバー、FG成功率46.1%、3P成功率22.9%、FT成功率58.8%

ブラウンはテイタムがドラフト指名される前に第7戦を経験している。2017年のワシントン・ウィザーズとの東地区準決勝だ。このポストシーズンでそれまであまりプレイしていなかったブラウンだが、ウィザーズとの第7戦では途中出場から5本のショットで9得点をあげ、セルティックスに勢いをもたらした。

2018年のバックスとの第7戦では16分の出場で2得点にとどまり、キャバリアーズとの第7戦でもフィールドゴール18本中5本成功の13得点と苦しんだ。

ただ、それ以降の第7戦では活躍している。2020年のラプターズ戦では21得点をあげ、2022年のバックス戦では19得点をマーク。ヒート戦は24得点、6リバウンド、6アシストと、第7戦における自身のベストゲームだった。

Scroll to Continue with Content
(NBA Getty Images)

ジョエル・エンビードの第7戦のスタッツ

成績: 0勝2敗

平均スタッツ: 26.0得点、11.0リバウンド、3.5アシスト、2.0ブロック、6.0ターンオーバー、FG成功率43.6%、3P成功率27.3%、FT成功率78.9%

エンビードの第7戦経験は2試合しかない。

初の第7戦は2019年のラプターズ戦。リングに4回当たってから決まったカワイ・レナードの決勝ブザービーターショットで知られる一戦だ。エンビードはこの試合でFG18本中6本成功の21得点、11リバウンド、4アシスト、3ブロックという数字を残した。

もうひとつのエンビードの第7戦は、アトランタ・ホークスに敗れた2021年。ベン・シモンズがダンクを狙わずパスをしたことが注目された試合だ。

この試合でエンビードは31得点、11リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロックと素晴らしい数字を残している。

ジェームズ・ハーデンの第7戦のスタッツ

成績: 3勝2敗

平均スタッツ: 23.8得点、7.0アシスト、5.8リバウンド、2.8スティール、1.4ブロック、4.2ターンオーバー、FG成功率37.4%、3P成功率22.4%、FT成功率81.6%

ハーデンは3つの球団で5試合の第7戦を経験している。

2011年のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルでは、途中出場から17得点をあげ、オクラホマシティ・サンダーがメンフィス・グリズリーズを下すのに貢献した。

次の第7戦は2015年のウェスタン・カンファレンス・セミファイナル。ヒューストン・ロケッツに所属していたハーデンは、31得点、8アシスト、7リバウンドを記録し、ロサンゼルス・クリッパーズに勝利している。

ハーデンの最も印象的な第7戦はおそらく、2018年のゴールデンステイト・ウォリアーズとの対戦だろう。クリス・ポールの負傷がロケッツにとって絶望的となった試合だ。ハーデンは32得点、6リバウンド、6アシストを記録したが、ポールを欠いたロケッツは敗れた。

2020年のサンダーとのプレイオフ・ファーストラウンドは、ハーデンにとって最悪の第7戦となった。ルーゲンツ・ドートにFG15本中4本成功に抑えられた。ただ、ハーデンは17得点にとどまるも、ロケッツは2点差で試合に勝利している。

ハーデンの直近の第7戦はブルックリン・ネッツ時代。22得点、9リバウンド、9アシストを記録したが、チームは接戦の末に敗れた。

原文:Celtics and 76ers stars in Game 7: Stats, history for Jayson Tatum, Joel Embiid, Jaylen Brown and James Harden(抄訳)

▶スポーツ観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう