5月11日(日本時間12日)、ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われたイースタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦、ボストン・セルティックス対フィラデルフィア・76ersの一戦は、95-86でセルティックスが勝利し、シリーズを3勝3敗とした。
セルティックスは前半、ジェイソン・テイタムが4本の3ポイントショットを含むフィードゴール10本をすべて失敗して1得点と苦しんだ。だが、2点ビハインドで迎えた第4クォーターの終盤、勝負どころでそのテイタムが重要なショットを決めていく。
2点を追っていた残り4分14秒、テイタムはそれまで6本すべて失敗していた3Pを沈めて逆転に導くと、同3分35秒、同1分53秒にも立て続けに3P成功。残り47.8秒の3Pは外れたが、同37.6秒に第4Qだけで4本目となる3P成功を達成し、点差を二桁として勝利を引き寄せた。
ホームでの第5戦を落としたものの、敵地での第6戦を制してシリーズをタイにしたセルティックス(3勝3敗)は、マーカス・スマートが22得点、7リバウンド、7アシスト、テイタムが19得点、9リバウンド、6アシスト、ジェイレン・ブラウンが17得点、6リバウンド、マルコム・ブログドンが16得点、6リバウンド、ロバート・ウィリアムズ三世が10得点、9リバウンドを記録している。
テイタムは「違いをつくる時間はある。ずっとそう信じていた」と述べ、ジョー・マズーラ・ヘッドコーチの信頼に喜びを表した。
「ジョーとの関係は大好きだ」
一方、ホームで2001年以来となるカンファレンス・ファイナル進出を決められなかった76ers(3勝3敗)は、ジョエル・エンビードが26得点、10リバウンド、3ブロック、タイリース・マクシーが26得点、5リバウンド、ジェームズ・ハーデンが13得点、7リバウンド、9アシストをマークした。
マクシーは「ボストンでの第7戦という戦争に行かなきゃならないなら、このグループと行きたい」と、チームへの信頼を強調した。
「僕らにはファイターたちがいる。挽回できる選手たちがいると分かっている。準備はできているよ」
第7戦は14日(同15日)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われる。