ジェイレン・ブラウン、5月に手首手術も開幕前に絶好調「かつてないほど軽く、速く、強い」

2021-10-03
読了時間 約2分

5月中旬に手首の手術を受けたボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンだが、NBAでの6年目のシーズンを迎える上で、かつてないほどに好調だと話した。

24歳のブラウンは、2021年のプレイオフを前に左手首の舟状月状骨間靱帯を断裂。初めてオールスターに選出されたシーズンを、無念にも突然終えることとなった。だが、手術が終わってから、ブラウンは気持ちを切り替え、オフシーズンを最大限に生かして自身のプレイに磨きをかけてきた。

10月2日(日本時間3日)、トレーニングキャンプ4日目の午後、完全に健康になったブラウンは「これまで手術を受けたことはなく、今回が初めてだった」と話している。

「大きかったのは、間違いなく精神面だね。手首の治療にはとても時間がかかる。フラストレーションを感じることもあった。でも、体を治し、気持ちの上でもリフレッシュする機会となった。今は良い気分だよ。これまでになく軽く、速く、強くなったと感じている」。

ブラウンが肉体を向上させる上で重要だったのは、リハビリと強化のバランスを見出すことだった。当初はリハビリプロセスによりコートでのプレイを磨くことができなかったが、コートの外で学ぶことによって成長し、再びドリブルすることが認められてからは、学んだことを実践してきた。

ブラウンは「手首の手術のことに集中していたけど、たくさん映像も見たんだ」と話している。

「成長というと、コートに立って、疲れるまで2時間ほど走り回ることのように思われる。でも多くの場合、目で見る練習も同じように役立つんだ」。

「僕の場合、映像で細部を分析し、うまい選手たちを見て、彼らのことを分析して、自分のプレイに取り入れているんだ」。

映像分析はプレイメイクが中心だった。ブラウンは、より優れたファシリテイター(まとめ役)になることが、自分にとって次のステップだと信じているからだ。

昨季のブラウンは自己最多の平均24.7得点、3.4アシスト、1.2スティール、0.6ブロック、フィールドゴール成功率48.4%、3ポイントショット成功率39.7%、フリースロー成功率76.4%を記録した。今季はこれらの数字すべてを向上させたいと望んでいる。特にアシストだ。

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ブラウンは「特に映像で見たのが、一部の選手のプレイメイクだ」と話す。

「実際に見てきたことのすべてをやってみせるのが楽しみだよ」。

マーカス・スマートは、これまでのトレーニングキャンプでブラウンがその向上を見せてきたと話している。スマートによれば、ブラウンとジェイソン・テイタムは周りの選手をプレイに巻き込むスキルを向上させてきたそうだ。

スマートは「2人とも自分だけじゃなく、ほかの選手たちのためのプレイを作ることに集中している」と述べた。

「僕らにとっては大きなことだ。彼らが自分たちでできること、ショットを生み出すことができるのを、僕たちは知っている。でも、それはほかのチームたちも分かっていることだ。どのチームもそれを理解しており、彼らにプレイさせようとするだろう。僕らは彼らを誇りに思うし、鼓舞し続けているよ」。

何より有望なのは、回復に6か月を要することが多い手術から4か月半でブラウンが100%の状態と感じられていることだ。彼は完全に健康になっただけでなく、かつてないほどに好調と感じている。

ブラウンは「開幕前に、体の調子はファンタスティックだよ」と繰り返した。

「若返った気分だ。運動能力があると感じる。自分が速く、ダイナミックに感じられるんだ。だから、準備は整っているよ」。

原文:Brown, Post-Surgery, Feels ‘Lighter, Faster, Stronger than Ever’ by Taylor Snow/ Celtics.com(抄訳)


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