複数の報道によると、7月1日（日本時間2日）、ベテランセンターのブルック・ロペスがミルウォーキーと2年総額4800万ドル（約69億1200万円／1ドル＝144円換算）の契約に合意したという。
ロペスは昨シーズン、78試合に先発出場し、1試合平均30.4分のプレイで、15.9得点、6.7リバウンド、1.3アシスト、2.5ブロックを記録。1シーズンで出場した試合数としては2018-19シーズン以来最多となり、ミルウォーキーがNBA最多の58勝24敗の戦績に貢献した。
2008年のドラフトで当時のニュージャージー・ネッツから10位指名を受けたロペスは、NBAの15シーズンで安定したキャリアを刻んできた。オールスターに出場したこともあるロペスは、キャリア最初の10シーズンはローポストで得点とリバウンドを稼ぐ選手だったが、2018年にフリーエージェントとしてバックスに加入してからは大きく変わった。
3ポイントショットの能力は、2018-19から加わった彼のゲームの新たな武器であり、バックスで開花した。バックスでの最初のシーズンで、彼は自己最多の187本の3Pを打ち、バックスのファンからは、彼のサイズと3P、そして彼の好きなディズニーの乗り物をもじって「スプラッシュ・マウンテン」と呼ばれていた。
彼はバックスで守備の要でもあり、昨シーズンは最優秀守備賞争いにおいてメンフィス・グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.に次ぐ2位だった。バックスのディフェンシブ・レーティングが14位から4位に上昇したのは、ロペスが、2021-22シーズンに13試合の出場にとどまった原因となった背中の手術を成功させたことが大きく影響している。
バックスはクリス・ミドルトンとの再契約も報じられており、優勝を目指すチームにとって重要なピースとなる選手を確保することに成功したようだ。