5月15日(日本時間16日)に行われたNBAドラフトコンバイン2024のスクリメージ2日目で、レブロン・ジェームズが存在感を見せた。
ジェームズは3ポイントショットやミッドレンジからのショットを沈めて13得点をあげ、シンプルにプレイを読み、守備ではエネルギーをもたらした。ドラフトで2巡目指名が予想されるジェームズにとって、吉兆となるパフォーマンスだ。ドラフトが近づく中、ジェームズにはこれまで以上にスポットライトが当てられている。
父レブロン・ジェームズら両親も訪れたスクリメージ2日目で、ジェームズはどのようなパフォーマンスだったのか。『スポーティングニュース』がまとめる。
ブロニー・ジェームズのNBAドラフトコンバインでのスタッツ
スクリメージ初日のジェームズは、4得点、4リバウンドという数字だった。2日目のジェームズのスタッツは以下のとおりだ。
- 23分間出場
- 13得点
- 2アシスト
- 1リバウンド
- 2ターンオーバー
- フィールドゴール10本中4本成功
- 3ポイントショット5本中2本成功
- フリースロー4本中3本成功
ブロニー・ジェームズのNBAドラフトコンバインのスクリメージでのプレイ
スクリメージ2日目のジェームズは、開始から初日よりやりやすそうだった。父親が見守る中、攻撃でははるかに積極的なところを見せ、守備では彼らしい激しさをもたらしている。
再びベンチスタートだったジェームズだが、2日目のスクリメージではオフボールの役割をよりこなした。2番手のクリエイターとして活躍し、ウィングからアタック、ミッドレンジジャンパーを2本沈め、2回にわたってFTを獲得している。
受け身になりすぎる時もある選手だけに、積極性はうれしい驚きだった。だが、攻撃を無理強いしたのではない。守備が襲い掛かってきた時は適切に読み、2アシストを記録している。そのひとつは、チームメイトにワイドオープンの3Pをお膳立てしたものだった。
守備ではボールハンドラーにプレッシャーをかけ、どのポゼッションでもスクリーンに対してファイトした。ジェームズは、守備によってNBAで出場時間を得られると信じている。
試合後、ジェームズは『ESPN』のインタビューで「とにかくコートに立って最大限の努力でプレイしようとしている。ハードにプレイするんだ。いつもハードにプレイする。守備にそれが出ると思っている。長い目で見れば、それが出場時間につながるはずだ」と話した。
3P4本中0本成功を含むFG8本中2本成功だったジェームズは、スクリメージ2日目で3P5本を含むFG10本試投で13得点とリズムをつかんだ。
ジェームズは「常に適切にプレイしようとしている。でも今日は、チームメイトやコーチたちが、アグレッシブになるように励ましてくれた。僕を信じてくれているからだ」と話した。
「1番だろうが2番だろうが、オンボールだろうがオフボールだろうが、僕は快適にプレイしている。今日はみんながうまくやれるようにしてくれた」
原文:Bronny James stats: USC guard shines in NBA Draft Combine scrimmage with LeBron James in attendance(抄訳)
翻訳:坂東実藍