レブロン・ジェームズの息子ブロニーが、NBAドラフト2024へのエントリーとトランスファーポータル入り(転校意思)を表明した。
南カリフォルニア大学(USC)での1年目シーズン、ブロニーは浮き沈みを経験した。7月のワークアウト中に心停止に見舞われ、4か月の中断を余儀なくされると、復帰後も最初の4試合は出場時間の制限があったのだ。完全に稼働できるようになったのは、開幕してから13試合目だった。
結果、ブロニーとUSCは期待に見合う出来とはいかなかった。チームはNCAAトーナメントに出場できず。ブロニーは平均4.8得点、2.8リバウンド、2.1アシストという数字にとどまっている。
健康面に加え、ブロニーはポテンシャルを発揮するのに最善の状況になかった。シニアのブギー・エリスや、新入生でトップ評価だったアイザイア・コリアーがいたからだ。
ブロニーはこれから、転校の可能性を含めて大学で続ける資格を保ちつつ、NBAドラフトに向けてのプロセスに入る。
ブロニー・ジェームズがNBAドラフト挑戦とトランスファーポータル入りを表明
ブロニーはNBAドラフトへの挑戦と、トランスファーポータル入りを表明した。
直近でUSCはコーチ陣の人事に変更があった。アンディ・エンフィールド・ヘッドコーチが4月1日(日本時間2日)、南メソジスト大学に行くために退任することが発表されたのだ。エンフィールドHCのスタッフは、ブロニーの入学に一役買っていた。
ブロニーはUSCでの1年目シーズンで33試合のうち25試合に出場している。先発出場は6試合のみ。チームは通算15勝18敗。Pac-12・カンファレンスで8勝12敗の9位だった。
ブロニーが二桁得点をあげたのは3試合にとどまっている。出場したうちの15試合で、プレイタイムは20分に達していない。
シーズンの出来はNBAドラフト2024に向けた評判にも影響した。ロッタリーピック予想だったのが、指名外となる可能性も予想されている。
エージェントのリッチ・ポールは『ESPN』で、次のレベルで可能な限り最善の状況をブロニーに見つける考えと話した。
原文:Bronny James declares for NBA Draft: LeBron's son to test NBA, enter NCAA transfer portal after freshman season(抄訳)
翻訳:坂東実藍