レイカーズに最適な5人の新ヘッドコーチ候補 ハム後任にブーデンホルザーやレディック?

2024-05-04
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(Getty Images)

ロサンゼルス・レイカーズは5月3日(日本時間4日)、ダービン・ハム・ヘッドコーチの解任を発表した。注目されるのは、次の指揮官が誰になるかだ。

プレッシャーが非常に大きいが、魅力的な仕事だ。レブロン・ジェームズを指揮する機会は多くない。そしてレイカーズのロスターは優勝を願っている。

ここでは、レイカーズにとって理にかなうかもしれない5人の候補をまとめる。

ダービン・ハムの後任となるレイカーズ新ヘッドコーチ候補たち

マイク・ブーデンホルザー

フリーエージェントの指揮官でベストなのがブーデンホルザーだ。年間最優秀コーチ賞を2回受賞しており、サンアントニオ・スパーズのアシスタントコーチとして4つ、ミルウォーキー・バックスのヘッドコーチとしてひとつ、それぞれ優勝リングを獲得している。

ブーデンホルザーは攻撃がファンタスティックなコーチだ。アトランタ・ホークスでもバックスでも、常にレギュラーシーズンで良い成績を残してきた。

彼に対する批判は、ポストシーズンで調整が十分でなく、出来が芳しくないということだ。レイカーズの選手たちとハムの間にあった問題を考えれば、摩擦が生じるかもしれない。だが、ブーデンホルザーはレイカーズにもっと良いプレイをさせるだろう。

テリー・ストッツ

ストッツはレイカーズにうまくフィットするコーチだろう。ポートランド・トレイルブレイザーズでは9年で517勝486敗という成績を残した。デイミアン・リラードを中心に素晴らしい攻撃をデザインし、8シーズン連続プレイオフ進出を達成している。

ストッツは選手と良い関係を築く優れた戦術家という評判だ。

レイカーズはストッツになじみがある。最終的にハムに落ち着く前に面談しているのだ。ストッツはバックスのアシスタントコーチとなったが、プレシーズンに辞任して驚きを誘った。再びヘッドコーチの職を務めるかもしれない。それだけの良い実績を持つ指揮官だ。

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ケニー・アトキンソン

アトキンソンはリーグのあちこちからの関心を引きつけている。2022年のNBAファイナル後、シャーロット・ホーネッツのヘッドコーチ就任を打診されたが、最終的に断った。

ブルックリン・ネッツでアトキンソンは4シーズンにわたって指揮をとり、118勝190敗という成績を残している。あまり印象的に見えないかもしれないが、前年度21勝だったチームを引き受け、3年目までに42勝を達成している。

アトキンソンは非常に分析に長け、細かく指導し、選手育成が卓越しているコーチと言われる。哲学は現代にうまくフィットし、ジェームズが好きなタロン・ルーHCのアシスタントコーチも求めた。ここ3シーズンはゴールデンステイト・ウォリアーズでスティーブ・カーHCから貴重なレッスンを受けてきている。

フィル・ハンディ

レイカーズのヘッドコーチにとって最も重要なのは、ジェームズと波長が合うことだ。ハンディはその実績がある。

ハンディはキャバリアーズ復帰後のジェームズと仕事するようになり、一緒にNBAファイナル進出4回、優勝1回を達成。また、2019年にトロント・ラプターズのスタッフとしても優勝を飾っている。2020年に再びレイカーズでジェームズと組むようになると、バブルでまた優勝を達成した。

ハンディはリーグでも有数の優れたスキル指導として知られる。必ずしも作戦のスペシャリストではないが、優れたリーダーとなり得る人物で、ジェームズから尊敬されている。また、すでに現在のロスターをよく知っており、それはスムーズな移行につながるだろう。

JJ・レディック

ヘッドコーチとしては新人となるポッドキャスターを名門球団のヘッドコーチにするのは、クレイジーに思われるかもしれない。だが、レディックは普通のポッドキャスターではないのだ。NBAで15年のキャリアを築いた彼には、すでに他球団からの関心もある。昨年はラプターズ、今季はホーネッツと面談した。

この数か月、レディックはほとんどレイカーズのヘッドコーチになる面談をしてきたようなものだ。ジェームズと共同でポッドキャスト『Mind the Game』を始め、リーグ全体の様々な戦略やゲームプランを議論してきた。彼らは非常に気が合っているようだ。

また、レディックは優れた戦術家でもある。ゲームを極めてよく理解しており、現代の選手たちとうまく折り合う。経験豊富なアシスタントコーチをスタッフに加えなければいけないだろうが、このチームにとって優れたリーダーとなるかもしれない。

原文:Five best Lakers coaching candidates to replace Darvin Ham, from Mike Budenholzer to JJ Redick(抄訳)
翻訳:坂東実藍