ドラフト指名外のロールプレイヤーからここ2年でブレイクを遂げたオースティン・リーブスは、見ていて素晴らしかった。だが、彼のコーチはさらに高いレベルに導けると考えている。
ロサンゼルス・レイカーズのダービン・ハム・ヘッドコーチが、昨季終盤に向けてチーム有数の重要な選手になった25歳のリーブスを称賛した。クリス・ヘインズ記者とマーク・スタイン記者のポッドキャスト『#thisleague UNCUT』に出演した指揮官は、リーブスが近い将来、NBAオールスター初選出を果たすだろうと述べている。
ハムHCは「オースティン・リーブスは近いうちのどこかでオールスター選手になるだろう」と話した。
「(FIBAバスケットボール)ワールドカップ2023のアメリカ代表にも選出されたじゃないか。あれがその方向への第一歩だよ」
※ハムHCのコメントは7月13日(日本時間14日)に公開された「パート2」の3分25秒あたり
昨季のリーブスは64試合に出場し、平均13.0得点、3.4アシスト、3.0リバウンドという数字だった。だが、シーズン終盤に向けて調子を上げ、3月は平均17.4得点、4月は平均20.0得点をあげている。
リーブスはプレイオフを通じてレイカーズのベストプレイヤーのひとりとして立場を確立した。ゴールデンステイト・ウォリアーズに勝利したウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦では23得点をマーク。デンバー・ナゲッツとの西地区決勝では、シリーズ平均21.3得点を記録した。
ハムHCは「徹底した競技者であり、人としても最も素晴らしい部類に入るんだ」と話している。
「いつも楽しくて、物事をシンプルに保つ。でも、自分の技術を磨き、最も大事な場面でも恐れない。私は彼を起用し続けるつもりだよ」
2021年のドラフトで指名外だったリーブスは、今ではスーパースターのレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスとともに、レイカーズのスターティングラインナップの重要な一員となった。
ハムHCは「すべて終わるまでに、彼はもっともっと高いレベルになれると思う。私とやっていって、オールスター選手、そして世界王者になるだろう」と述べている。
レイカーズのファンにとって幸いなことに、リーブスはどこにも行かない。レイカーズは今オフシーズン、4年5600万ドル(約77億2800万円/1ドル=138円換算)という大型契約で素晴らしいプレイに報いた。レイカーズではジェームズ、デイビス、ディアンジェロ・ラッセル、八村塁に続き、チームで5番目に高いサラリーだ。
次にリーブスのプレイを見られる機会は、8月25日から9月10日まで開催されるFIBAバスケットボール2023となる。リーブスはアンソニー・エドワーズやタイリース・ハリバートン、パオロ・バンケロらと一緒にアメリカ代表として出場し、ここ4大会で3つ目の金メダルを目指す。
原文:Austin Reaves has All-Star and world champion potential, says Lakers head coach Darvin Ham(抄訳)