15年目を迎える35歳のアル・ホーフォード「これまでのキャリアで最も良い調子」

2021-10-01
読了時間 約2分

NBAで15年目のシーズンを迎える35歳のアル・ホーフォードは、これまでのキャリアで最も肉体的に好調だと感じている。

9月30日(日本時間10月1日)のトレーニングキャンプ3日目の午後、ベテランのビッグマン本人がそう話した。ここまで、彼はコートでのプレイでその言葉を裏付けている。

就任1年目のイメイ・ユドカ・ヘッドコーチは、オールスター選出5回のホーフォードが、「若さの泉」を見つけたのではないかと、早々にコンディションを整えてきたことに感心している。

練習後、ユドカHCは「トレーニングキャンプに来た日から、彼は絶好調のようだ」と述べた。

「彼はどれだけ肉体をケアしてきたか、これがどういう機会かを話していたよ。そして(再びセルティックスに)戻ってきて喜んでいるよ。彼の肉体やプレイぶりを見ると、活発で、フレッシュで、若返ったみたいだ。彼のそういうところを見られて、我々はうれしく思っている」。

ホーフォードは、「若さの泉」をどこで見つけたかを『Celtics.com』に明かさなかった。ただ、半年以上NBAの試合を戦っておらず、オフの期間が長かったおかげだとしている。

3月、再建中のオクラホマシティ・サンダーは、もっと若い選手たちが出場機会を得られるように、ホーフォードを“シャットダウン”すると決めた。結果、彼は28試合出場にとどまり、通算平均13.9得点、3.3アシストをわずかに上回る平均14.2得点、6.7リバウンド、3.4アシストという数字だった。

しかし、ホーフォードはサンダーの方針にまったく反発していない。出場機会がなかったにもかかわらず、サンダーのトレーニングスタッフの素晴らしい仕事が好調を保つのに役立ったと話している。プレイオフを戦うチームにいなかったのは、彼のキャリアで初めてのことであり、それは結果的に幸運となった。

ホーフォードは「夏を通じて本当に(鍛えるための)時間がたくさんあった。普段、プレイオフを戦ってシーズンを終えると、本当に疲れ、消耗し、必要な状態に戻るために何かをしなければいけない。でも、この夏は健康だった。ウェイトルームでのトレーニングやコンディション調整、コートでの練習を思うようにできた。だから、今季は本当に良い感じなんだ。正直、おそらくNBAでのキャリアで最も良い調子だよ。こういう感じでここでの機会を得られて、かなり興奮しているんだ」と話している。

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若きタレントたちやロスターの層にもかかわらず、ユドカHCは、ホーフォードに先発出場する大きな機会があるとしている。

ユドカHCは「多様な先発ラインナップが可能なのは、我々の強みと感じている。だが、アルのような選手がこのようにプレイし、そのリーダーシップやチームにもたらしたことを考えれば、もちろん彼の機会もある」と話した。

「パスやボールコントロール、シュートなど、彼は様々なことができるということだ。そういうところは彼の強みだね」。

若いセルティックスにおいて、ホーフォードほどのリーダーシップは重要となる。30歳を過ぎたチームメイトのハードなトレーニングや、肉体を維持するための努力は、若手にとって刺激だ。

新加入のジョシュ・リチャードソンは、2019-20シーズンにフィラデルフィア・76ersでチームメイトだった時に、ホーフォードのそういった点を知った。

リチャードソンは「アルは非常にプロフェッショナルなんだ」と話している。

「彼は毎日たくさんのことをしている。大きく騒がれることや、とんでもないことではないかもしれないが、彼はいつもそこにいて、鍛えて、自分の仕事をする。彼のそういうところは素晴らしいと思う」。

キャリアを通じてホーフォードが献身的だったことは、確実に評価に値する。その姿勢で、彼は30代後半になってさらに強く成長した。これまでにないフレッシュな気持ちで15シーズン目を迎える6フィート9インチ(約206センチ)、240ポンド(約109キロ)のセンターは、特異な存在だ。

原文:At 35, Horford Feels ‘As Good as I’ve Felt in My NBA Career’ by Taylor Snow/Celtics.com(抄訳)


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