飛躍続けるアンソニー・エドワーズをヨキッチも称賛 ジョーダンやコービーとの比較も|NBAプレイオフ2024

2024-05-05
読了時間 約4分
(Getty Images)

NBAプレイオフ2024ファーストラウンドでフェニックス・サンズをスウィープ(4勝0敗)で沈めたミネソタ・ティンバーウルブズは、カンファレンス・セミファイナルでさらに厳しい試練に直面した。MVP受賞2回のニコラ・ヨキッチを擁する王者デンバー・ナゲッツとの対戦だ。

若いウルブズはナゲッツに苦しめられるとの見方は多かった。だが、第1戦を制したのはウルブズだ。そしてそれは、アンソニー・エドワーズの活躍によるところが大きかった。

2試合連続で40得点超を記録した22歳は、チームメイトや対戦相手から敬意を払われている。試合後、多くの人がエドワーズを称賛した。そのひとりがヨキッチだ。

ヨキッチは『ESPN』でエドワーズに「正直、特別な選手だ」と賛辞を寄せた。

「僕は彼をすごく尊敬している。彼はフロアで何でもできるんだ。いかに優れ、才能のある選手か。彼をリスペクトしなければいけない」

ここでは、第1戦でのエドワーズの活躍や、プレイオフ開幕5連勝を飾ったウルブズにとっていかに重要な存在かをまとめる。

ナゲッツとの第1戦でのアンソニー・エドワーズ

ウルブズが7点差でナゲッツに勝利した第1戦で、エドワーズはプレイオフ自己最多となる43得点をあげた。試合最多のフィールドゴール29本中17本成功を記録。3ポイントショットもまずまずの調子で、あらゆるショットが効率的だった。

第1戦のスタッツは以下のとおりだ。

スタッツ 合計
得点 43
リバウンド 7
アシスト 3
スティール 1
ブロック 2
ターンオーバー 1
フィールドゴール成功率(成功/試投) 58.6(17/29)
3ポイントショット成功率(成功/試投) 43.4(3/7)

エドワーズは第4クォーターに14得点をあげた。その一部は、重要な局面でのミッドレンジからのショットで決めている。

22歳以下での2戦連続40得点超は、コービー・ブライアント以来史上2人目だ。

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エドワーズのパフォーマンスには、新旧のNBA選手たちから賛辞が寄せられた。そのひとりがダーク・ノビツキーだ。22歳ながら冷静でチームリーダーのスター選手と称賛している。

ノビツキーは『TNT』の『Inside the NBA』で「素晴らしいマインドセットで信じられないアスリートだ」と話した。

「スキルセットがあり、完成された選手だ。気落ちすることがない。とにかく試合を通じてアタックする。いくつか失敗するかもしれない。だが、彼は続けるんだ。パスを出せるし、ショットを決められる。たくさんのことをやれるんだ。このプレイオフで見ていて楽しい選手だよ」

X(旧ツイッター)でも多くの関係者がエドワーズを称賛。エドワーズがスターダムにのし上がる中でよく見られたように、マイケル・ジョーダンやブライアントと比較する声もあった。

ただ、エドワーズは自分を勝利の立役者とせず、チームメイトを称賛している。

エドワーズは「世界最高の選手、世界最高のチームと対戦するのはいつだって楽しい」と話した。

「今夜はチームのみんなが競った。だから僕個人のことじゃない。大事なのはチームだ。チームが僕に自信を与えてくれるんだしね」

アンソニー・エドワーズのNBAプレイオフ2024のスタッツ

その自信で、エドワーズはキャリアの完璧なタイミングで最高のプレイを見せている。

ここまで、エドワーズは平均33.4得点をあげており、これはジェイレン・ブランソンの平均35.5得点に続く2位の数字だ。だが、1試合平均のFG試投はエドワーズが7本少ない。そして成功率は50%超をマークしている。

NBAプレイオフ2024でのエドワーズの1試合平均のスタッツは以下のとおりだ。

スタッツ 平均
得点 33.4
リバウンド 7.8
アシスト 5.6
スティール 1.8
ブロック 1.0
ターンオーバー 3.4
フィールドゴール成功率 53.2
3ポイントショット成功率 43.6

原文:Anthony Edwards stats vs. Nuggets: Timberwolves star earns Nikola Jokic's praise, Michael Jordan comps after Game 1 win(抄訳)
翻訳:坂東実藍