ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージは、2022-23シーズンのトロント・ラプターズに大きな期待を寄せていると言えそうだ。
スコッティ・バーンズの『YouTube』のシリーズ「The Life of Scottie Barnes」の最新回で、ジョージがラプターズについて熱く話している様子が映し出された。ロサンゼルスで行われたリコ・ハインズのトレーニングでの一幕だ。
ジョージは「クレイジーだよ。YouTubeで1週目の君たちを見た。2週目のプレイもね。そして(今は)3週目だ。僕はまだここにいて、君たちもまだここにいる」と述べている。
「君たちがみんな、アツくシーズンをスタートできなかったら、がっかりするだろうね」
YouTubeでトレーニングの様子を見れば、ラプターズの力強い存在感は明白だ。多くの選手がピックアップゲームを行い、ラプターズの様々なスタッフが見守っている。今オフシーズンにコーチングスタッフ入りしたハインズもそのひとりだ。
キャンプに先駆けたトレーニングとして大いに役立ったようで、ロン・ハーパーJr.やクリスチャン・コロコのような新加入選手たちが、バーンズやOG・アヌノビー、マラカイ・フリン、パスカル・シアカム、ギャリー・トレントJr.、フレッド・バンブリート、サディアス・ヤングといった主軸とプレイする機会にもなった。
ゲームスピードほどチームのケミストリーを高めていくものはない。これらの試合でラプターズはそれを実践している。それを考えれば、ジョージの言葉も非常に理にかなっている。
実際にラプターズは力強くシーズンを始めることができるだろうか。5試合のプレシーズンマッチを前に、チームにはビクトリア大学でのトレーニングキャンプでケミストリーをさらに高めていくまたとない機会がある。
レギュラーシーズン開幕からの11試合で、ラプターズはプレイイン・トーナメントで敗退したクリーブランド・キャバリアーズとサンアントニオ・スパーズを含め、昨季のポストシーズンを戦ったチームたちと対戦する。すぐに厳しい日程となるだけに、平凡な出だしとなるか、スタートダッシュできるか、夏の間の仕事が違いとなるかもしれない。
その後、ラプターズは昨季のポストシーズンを逸した4チームとの対戦が続くが、その4チーム目であるデトロイト・ピストンズには6連敗中のラプターズだけに、簡単にはいかないだろう。
なお、ジョージが所属するクリッパーズとラプターズの初対戦は、2022年12月27日(日本時間28日)。ラプターズの本拠地スコシアバンク・アリーナでの一戦だ。その後、2023年3月8日(同9日)にクリッパーズのホームであるクリプトドットコム・アリーナでも対戦する。
原文:Why Clippers' Paul George expects Raptors to 'come out hot' to start the 2022-23 NBA season(抄訳)